死亡事故につながる可能性も!プリトヴィッツェ観光で守ってほしいこと
(立ち入り禁止マークの先には絶対に進まないで)
「今年の夏はクロアチア!」そう楽しみにされている方も多いと思います。
クロアチア観光のハイライトのひとつである『プリトヴィッツェ湖群国立公園』。クロアチア旅行時に訪れる予定をされている方も多いのではないでしょうか。
これまでこのブログでもプリトヴィッツェ観光時の注意点やマナーなどについてお伝えしてきましたが、今回はみなさんの安全のためにも絶対に守っていただきたいあることを、再度お伝えしたいと思います。
それは『"立ち入り禁止"の立札の先に侵入しない』『柵を乗り越えて侵入しない』ということ。
本当に、当たり前のといえば当たり前のことなのですが、このルール守らない旅行者が散見されます。
立ち入り禁止の立札、柵が立てられているのにはちゃんと理由があります。自然保護というのもひとつの理由ですが、その多くは公園を訪れるみなさんの安全のため。
それにも関わらず、「記念にすごい写真を撮りたい!」「もっといい写真が撮りたい」「この先にはどんな景色があるのだろう?」と立て札や柵を無視して、侵入してしまう旅行者がいます。
雄大で美しい自然を目の前に、ついつい気持ちが大きくなってしまいがちですが、そんな軽はずみな行動が文字通り"命取り"になることも。
これは大袈裟な話なんかでは決してありません。
残念なことに実際に、柵を乗り越えて立ち入り禁止区域に入った旅行者が、崖っぷちから転落して死亡する事故が過去に何件か発生しています。
その旅行者は写真を撮ろうと、柵を乗り越えて崖っぷちに立ったのだとか。不運なことに足元の崖が崩れて、真っ逆さまに転落してしまったそうです。
私もプリトヴィッツェに行く度に、ほぼ毎回立ち入り禁止の策を超えて奥に進もうとする旅行者を見かけます。
「"人とは違った最高のセルフィー"を撮るために、崖っぷちギリギリに行こうとする人がたまにいますが、本当に危険なので絶対にやめてください」と園内をパトロールするレンジャーさんたちも苦い表情。
とてもユニークなプリトヴィッツェの地形。地元ガイドさんの話によると、プリトヴィッツェで見かける岩の多くが、もろくて崩れやすい石灰岩でできているのだとか。
そのため一見固い岩に見える所も、少し力を加えるとあっという間に崩れてしまうことがあるのです。
立ち入り禁止の立札を超えて行かないことはもちろん、崖っぷちに絶対に立たないでください!!
ここでは何が起こってもすべて自己責任です。
本当に美しいプリトヴィッツェ。今回はみなさまの安全のためにも脅かすようなことを書きましたが、ルールを守って観光すれば、安心して楽しんでもらえる素晴らしい場所です!
みなさまの旅が、どうか素敵で安全な旅になりますように!
★プリトヴィッツェ観光のマナーや注意点に関しては「クロたび」にもまとめています。ぜひあわせてご覧ください★
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