おいしいクロアチアのはちみつ 良いはちみつの見分け方は・・・?

公開日 : 2015年03月01日
最終更新 :

クロアチアにはじめて来た日に、そのおいしさに目覚めてしまったもの・・・はちみつ♪

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養蜂が盛んなクロアチアでは、はちみつが日常的に食べられています。

今でもよく覚えているのが、はじめてザグレブにやってきた日のこと。

紅茶が飲みたくて、立ち寄ったカフェで「"Tee(お茶)をください"」とウェイターさんにお願いすると「どのフレーバーがいいですか?ストロベリー?フォレストフルーツ?う~ん・・・あとは何のフレーバーがあったかなぁ~・・・あっ、オレンジ?」というような返答が。「えっ?アールグレーはないんですか?」と尋ねると「あ~るぐれ~?Black Teeのこと?あ~、ないよBlack Teeは」と返され、カフェなのに紅茶がないことに軽い衝撃を受けた記憶があります^^;

クロアチアでは「チャイ(クロアチア語で「お茶」という意味です)」というと、基本的にはハーブティやフルーツティーのことを指すのです。

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(クロアチアのスーパーには色んな種類のハーブティー、フルールティーがずらり♪)

当時ハーブティーもフルーツティーも大の苦手だった私は「えっ?紅茶ないんですか?」と戸惑いつつも、肌寒い日だったので、何か温まるものが欲しくてホットのストロベリーティーを注文。

でてきたのがストロベリーの良い香りのするお茶でした。

(カップにはお湯が入っており、お皿の上に乗せられてくるティーパックを自分で浸して飲むのがクロアチア流。 もう慣れましたが、これもはじめて見た時は衝撃を受けました (;´▽`A笑 日本のようにお洒落なティーセットで運ばれてくることはまずありません 笑)

口にあわなかったらどうしよう・・・と思いながらも、お皿に載せられていたレモンを絞りいれ、はちみつをたっぷりと入れて一口・・・ほんわりとほのかに甘いストロベリーティーをすっかり気に入ってしまいました。それ以来はちみつのおいしさに目覚め、今ではほぼ毎日紅茶やハーブティー、ヨーグルトなどに入れて食べています。

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(いろんな種類のナッツがぎっしり詰まったはちみつも大好物です♪)

こうして毎日食べているので減るのも早い・・・。

900g入りのビンが2ヶ月ももちません。

クロアチアではスーパーで売られているはちみつよりも、コネで知り合いから手に入れる、いわゆる「自家製」のはちみつが一番品質が良いと広く信じられています。

うちのママも「スーパーや市場の安いものは混ぜ物をしているので、あまりよくない」と言うので、普段は知り合いのおばちゃんに、良心的な値段でおいしいはちみつを分けてもらうのですが、収穫時期やおばちゃんの都合もあるので、あまりしょっちゅうお願いするのも気が引ける・・・。

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なので、ストックがなくなると私はいつもドラツ市場にはちみつ探しにでかけます。

市場の色んなところではちみつや蜜蜂製品を売っているおばちゃんやおっちゃんを見かけますが、ほとんど全部のお店のはちみつを試して感じたこと。

それは中には明らかに水や糖分などの混ぜ物がされている加糖はちみつがあるということです。

何と言えばいいのか、食べた瞬間「あっ・・・甘い・・・!(甘すぎる!)」なんとな~く砂糖のような味がするのです。

値段も900gで40クーナ(800円程度)程と相当安いので、混ぜ物が入っていてもしかたないか・・・とは思うのですが、クロアチアではこの値段でも探せば良いはちみつが手に入ります。

さすがにドラツ市場ではそんな安い値段で手に入らないかなぁ~と思っていたのですが、ある日、可愛いおばあちゃんが売っているラベルなしのはちみつに目が留まりました。

値段が表示されていないので「いくらですか?」と尋ねると、「(900g)50クーナだよ。親戚が作っている自家製のおいしいはちみつだよ~」との回答が。ドラツ市場で売られている他のはちみつと比べるとちょっと値段が高いので、これは本物(水や糖分が足されていないはちみつ)なのかな?なんてニコニコしながらしばらく考えていると、私が値段が高くて悩んでいるのかと思ったのか「いいよ、40クーナで!どうだい?」とおばあちゃん。

値切るつもりはなかったのになんだか申し訳ないなぁ・・・と思いながらも、40クーナなら仮にピュアなものじゃなくてもいいか、とおばあちゃんから購入しました。

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(ちょっと濁った色をしているおばあちゃんのはちみつ。調べてみると、ピュアなはちみつは花粉などが混ざっているため、透明度が低いそう)

帰ってさっそくワクワク食べてみると、独特の砂糖のような味はせずおいしいはちみつでした。

疑い深い家族(笑)が「はちみつが本物(ピュア)かどうか確かめる方法がある」というので、試してみると、おそらく限りなくピュアに近いもの、あるいは正真正銘の純正と判明。こんなにいいはちみつを40クーナで売ってくれたなんて、なんだか申し訳ないな・・・と、おばあちゃんに感謝でいっぱいでした。

それからというもの、家のはちみつのストックが切れたらおばあちゃんのところへ買いに行くようにしています。(おばあちゃんもはちみつ屋さんではないので、売っている日と売っていない日があるのですが・・・。)

ちなみに、はちみつがピュアなものかを簡単にどうか確かめるためには以下のような方法があります。

■「温度の低い場所で白く結晶化して固くなるものはピュアなはちみつ」

確かに、特に冬場に台所で常温保存していても、瓶の中のはちみつがシャリシャリに固まってしまいます

■「はちみつをしみこませた脱脂綿に火をつけ静かに音を立てずに焦げるものはピュア。ばちばちと音がでるものは水や糖分の混ぜ物がされている」

他にもいくつか方法があるようですが、私は家族と一緒にこの方法を試してみて、おばあちゃんのはちみつはおそらくピュアなものだと信じて、満足しておいしくいただいています。

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(先日ドラツ市場で買ったクロアチア産のレモン。外国産のものと違ってワックスでテカテカ光っていないし、大きくて良い香りがします♪ 葉っぱ、それに棘つき。 はちみつレモンにして飲んでいます^^)

上の方法はさすがに買った後でないとできない見分け方ですが、市場で買う時、もし瓶の中のはちみつが結晶化しているものがあればぜひそれを・・・!

クロアチアのお土産としても人気のはちみつですが、はちみつ選びの際は安すぎるものにはちょっと注意をしてくださいね^^

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