与論島、御朱印手に入る、島の誕生を知ることができる神社をめぐる旅
こんにちは。
与論島特派員のはなアンニャーです。
最近、テレビでもよく『御朱印めぐりの旅』というのをよく見かけます。
「与論島って、御朱印が手に入る神社ってありますか?」
という質問も、今年だけで何回か受けました。
わたしは、神社とか御朱印とかにはまったく興味がなかったのですが、調べてみると与論島でも御朱印を書いてもらえる神社がありました。
そして、与論島の神社を知ることは、島の誕生について知ることもできるということが判明したんです。
しかも、
島1周して23Kmしかない、この小さな島に、神社と言われるものが4つ。
神社ではないけれど、島の誕生の地と言われる場所が1つ。
今回は与論島の神社めぐりの旅についてです。
舵引き丘ハジピキパンタ
まず、最初は神社ではありませんが、与論島の誕生の地といわれている、ハジピキパンタという場所です。
茶花の中心街の近くにあります。
ここには、島産みの神話が残っています。
はるか昔、シニグとアマミクという2人の神様が漁に出かけて、舟の舵が浅瀬にかかり降り立ってみると、さんご礁がむくむくと盛り上がって島が生まれたという神話です。
ハジピキパンタは与論島でも高い場所にあるので、島を360度見渡すことができ、景観もおすすめ。
ここに来ると、与論島が本当に海に浮かぶ小さな島だということがわかります。
天気がよければ、近隣の島を見渡すことも可能です。
南に沖縄本島、伊江島、西には伊平屋島、伊是名島を望むことができ、北は沖永良部島、そして運がいいときには、そのはるか先の徳之島が見えることもあります。
ここでは日を迎え、夕日も愛でることができるという貴重な場所なのです。
少し、風が強いのでスカートやワンピースで行くときは気をつけてください~。
高千穂神社
この高千穂神社は与論中学校の近くにあります。
明治政府の神仏分離令により奄美各地に高千穂神社が建てられたうちのひとつ。
由緒正しい神社です。
静かで、普段は誰もいません。
お社の奥からの景色もいい感じ。
与論島のパワースポットと言われていますので、元気を出したいひとはぜひ行ってみてください。
アジニッチェー神社
漢字で書くと、『按司根津栄神社』
これでアジニッチェー神社と読みます。
ここには与論島の英雄が祀られており、島人にも人気の神社です。
英雄というのは、琉球統治以前に与論島を治めていた、按司根津栄というひとのこと。
今も境内に頭蓋や遺品が奉納されているといわれます。
災厄削除お守りは木札の半分に災厄を移して割り、災のほうはその場にある災い箱に置いていき、片側半分をお守りとして持ち帰ることができます。
与論島の形をした絵馬や、星砂守りというかわいいものも。
入り組んだ場所にありますが、親切な看板がたくさん出ているので、安心です。
琴平神社と地主神社
ここは同じ敷地内に、神社がふたつあります。
与論城跡でもあります。
こちらでは、御朱印を書いてもらえるそうですよ。
与論城跡は、14~15世紀ごろ、琉球の北山王の三男であるオーシャンが島主として島を治めていたときのお城の跡です。
オーシャンが与論城を築城中に、北山王朝が滅亡したため、築城が中止され、未完成のまま今に残っています。
建物はなく、サンゴで作られた石垣は、地面に身を伏せて島を守る龍の姿をかたどって造られたといわれています。
与論島でいちばん大きな神社で、十五夜踊りや奉納相撲といった伝統的な行事がここで行われます。
与論島でも高い場所にあるので、見晴らしは最高。
沖縄もくっきり見えます。
ここから夕日を見るのもおすすめ。
それぞれの神社については、行ってみて自分の目で確かめて、与論島の誕生について研究してみてください。
与論島の拝み方
与論島の拝み方は、2礼 2拍手 1礼。
あまり思い切りぱんぱんと手はたたきません。優しく手を合わすように拍手します。
お正月やお盆、お墓参りやお葬式のときなど、与論島のひとはすっと手を合わせます。
そのとき、御先祖様に対して、感謝の気持ちを述べます。
与論島の神社はどこも気持ちよく、景色のいいところもたくさんあります。
駐車場も完備されているので、ドライブにもおすすめ。
雨が降ったときなんか、幻想的でいいですよ。
元気がないとき、落ち込んでいるとき、神社めぐりをしてみると、元気になれるかもしれません。
与論島に来るたびに、神社をおまいりに行くひともいます。
与論島の誕生を感じながら、元気にもなる、与論島神社の旅。
旅行の計画に入れてみてはいかがでしょうか??
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