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まゆはきを俤(おもかげ)にして紅粉(べに)の花

カテゴリー:イベント・行事・お祭り / 見所・観光・定番スポット 投稿日:2014年7月 6日

紅花.jpg と松尾芭蕉が詠んだ(『おくのほそ道』)のは今で言う紅花。まゆはき(眉掃き)は白粉(おしろい)を付けた後、眉を払う刷毛(はけ)。句意は、まゆはきを思わせることよ、(美しく咲いている)紅粉の花は、と言うところでしょうか。沢山の花弁の集まりが刷毛に見えます。

紅花栽培実証展示圃.jpg 紅花は主に染料や化粧品の原料になります。芭蕉が生きた時代より以前から最上川流域は紅花の産地でした。特に江戸時代の中~後期に山形の紅花産業は最盛期を迎えますが、後に輸入物や化学染料に圧され、明治の初期に壊滅します。
しかし昭和の戦後、紅花栽培が再開され、曲折を経ながら今も生産が続けられています。「花の山形、紅葉の天童...」(花笠音頭)と唄われている花は紅花で、山形県と山形市の花になっています。


紅花畑.jpg 冒頭の写真で見るように、県内で栽培されている品種(最上紅花)は葉に棘があり、葉先が尖っています(剣葉種)。(と言うことは、棘がない種類もあると言うこと
紅花の収穫は朝早くに行われます。朝は棘が柔らかくなっているからだそうで、痛い思いをしないで済みます。同じ理由で枝に棘のある五加(うこぎ も朝、収穫されます。


高瀬紅花ふれあいセンター.jpg 余分な話が長くなりましたが、見頃の報を受け、昨日、市内高瀬地区の紅花栽培実証展示圃に見に行って来ました。
一昨年か去年までは水田だった場所が紅花畑になっていました。人数は少ないですが、絶え間なく見物人がやって来ます。沢山咲いているとは言え小さい花なので、そばを通りかかっても見過ごしてしまいそうです。写真奥に見える高瀬紅花ふれあいセンター(山形市高瀬コミュニティーセンター:山形市下東山1360)に車を停め、ゆっくり鑑賞して下さい。


今月12日(土)と13日(日)に同地区で山形紅花まつりが開かれます。同センターが本会場。詳しくはこちら をご覧下さい。

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韮澤 成行

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