【ウェールズ】 短期的ロックダウン「ファイヤーブレイク」は終了! 引き続き、「ステイ・ローカル」へ

公開日 : 2020年11月10日
最終更新 :
筆者 : June

Suet Mae!(シュマイ!こんにちは!)

ウェールズでは2020年10月23日から実施されていた17日間の短期的ロックダウン「ファイヤー・ブレイク(Fire Break)」が当初の予定どおり、8日の日曜日に終了となりました。

そして、翌9日、厳しい外出制限は解除され、飲食店や小売店も営業を再開しました。

ただ、隣国のイングランドが12月はじめまでロックダウンが続けられるため、しばらくはウェールズも"ステイ・ローカル"となります。

ウェールズ自治政府は今回のロックダウン解除にともない、あらたな緩和政策を発表。

会見でマーク・ドレイクフォード首席大臣は「ファイヤー・ブレイクが終了しても、コロナウイルスはまだ存在していることを忘れてはならない」とし、「私たち全員が可能な限り安全に暮らすことを学ばなければならない。」と述べました。

そして、「あらたな政策はその助けとなり、国民全員が何ができるかではなく、"何をすべきか"をいまこそ考える責任がある」とウェールズ国民に訴えかけました。

"ウェールズの安全を守るため"とあらたに発表された政策は以下の内容です。

・ 可能な限り少人数で行動し、常に社会的距離2mを保つ。

・ 可能な限り、外出や移動は避ける。

・ 可能な限り、自宅で仕事をする。

・ 庭を含む自宅では2家族のみ集まることができる。

・ 屋外は最大4人まで会うことができる。また社会的距離やマスク、手洗いなどの衛生管理についての規制を遵守したカフェやパブ、レストランも含む。

・ 最大15人までが屋内で、最大30人までが屋外でのグループ活動に参加することができる。ただし、社会的距離や衛生管理などの規制に遵守した場合に限る。

IMG_2337.JPG

画像提供:ウェールズ自治政府公式ウェブサイト(https://gov.wales/

いまだ猛威をふるうコロナウイルスの第二波を"一気に火消し"するため、実施されたウェールズの「ファイヤー・ブレイク」ですが、その結果が確認できるのは数週間あととなります。

ただ、2度にわたるロックダウンを今後の行動で無駄にしないよう、またイギリスの人たちが一年で最も楽しみにしているクリスマス休暇を家族や友人、大切な人たちとともに過ごすためにも、いまが大事な時期であることをしっかり自覚して、引き続き慎重に行動するだけです。

皆様もどうか健康に気をつけて、お過ごしください。

筆者

イギリス特派員

June

60カ国以上の渡航歴あり。2016年、結婚を機に英ウェールズへ移住。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。