イギリスの人気リアリティ番組『アイム・ア・セレブリティー』、2020年はウェールズの古城「グウィッチ城」でスタート!

公開日 : 2020年11月17日
最終更新 :
筆者 : June

Suet Mae!(シュマイ! こんにちは!)

11月8日のロックダウン終了にともない、外出規制が緩和されたウェールズですが隣国イングランドは現在もロックダウン中のため、越境を制限する「ステイ・ローカル」が続けられています。

そんなウェールズで15日、イギリスの人気リアリティ番組『アイム・ア・セレブリティ(I'm A Celebrity)』の2020年シーズンがスタートしました。

有名人やセレブと呼ばれる人たちがジャングルの中で共同生活をして、最終的には「ジャングルの王または女王」になることを競い合うリアリティ・ショーは例年、オーストラリアのジャングルで数週間撮影されていましたが、今年2020年は新型コロナウイルスの影響により、舞台が北ウェールズの古城「グウィッチ城(Gwrych Castle)」へと移されたのです。

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▲ 19世紀はじめに再建された北ウェールズの古城「グウィッチ城」

グウィッチ城のある小さな町「アバーゲール(Abergele)」では町なかに番組や司会者コンビ、アンとデック(Ant and Dec)のポスターが貼られるなど、かなり盛り上がっているのだとか......(笑)

イギリスで2003年から続けられているこの人気テレビ番組の正式名は「I'm A Celebrity...Get Me Out Of Here!(私はセレブだ......ここから出せ!)」で、出演するセレブたちは過酷な状況のなかでさまざまな試練や課題に挑みながら、数週間の共同生活をこなしていきます。

例えば、初日の放送では夕食の食材をかけて、全員が大量のゴキブリやウジ虫が次から次へと頭上から落ちてくるよう仕掛けられた透明な箱に入り、コインをいくつもリレーするといった過激なサバイバルゲーム?!が行われました。

もちろん、手に入れた食材も普通ではなかったり、また日頃、料理もしていなさそうなセレブたちが野外キャンプのような状況で調理するので、できあがったものを口にすること自体が罰ゲームのようであったり......となかなかの過酷さです。

ほかにも古城でのシャワーはお湯を出すために交代でハンドルを回さなければならない手動だったり、ベッドもハンモックや雑魚寝だったり......とセレブでなくても辛い環境です。

そのうえ、番組内では数回にわたって、視聴者またはグループ内による投票が行われ、選ばれた出演者はグループの代表として、さらに過激なゲームに挑戦したり、あるいは敗者として、追放されたりします。

そして、結果として、視聴者からもグループのメンバーからも人気があったセレブが最後まで残り、勝者となって「ジャングルの王または女王」の称号を手にするのです。

今年の出演者は陸上長距離男子金メダリストのモハメド・ファラー(Mohammed Farah)やパラリンピックやり投げ女子金メダリストのホリー・アーノルド(Hollie Arnold)、 ラジオの人気DJジョーダン・ノース(Jordan North)、テレビ司会者のヴァーノン・ケイ(Vernon Kay)、作家ジョバンナ・フレッチャー(Giovanna Fletcher)などの10名。

3週間におよぶ古城サバイバル生活でセレブたちに支払われる出演料は30万ポンド(約4100万円)といわれています。

オーストラリアのジャングルでは蛇やクモ、ねずみや昆虫の大群に囲まれたり、ジャングルに生息する虫や生き物の料理をひたすら食べ続けたりと観ているだけでも卒倒しそうな挑戦ばかりでしたが、ウェールズの古城ではどんな試練が用意されているのか......3週間、毎日、セレブたちの活躍?!を見守りたいと思います。

気になる方はぜひ番組の公式ウェブサイト(YouTube)でサバイバル生活の様子をご覧ください。

出演者の紹介や過去の動画なども配信されています。

ただし、イギリスでは人気の番組ですが、大量の虫や蛇などが容赦なく映し出されますので苦手な方はくれぐれも閲覧にご注意ください。

内容としては日本のテレビ番組と違って、かなり強烈です。

■I'm A Celebrity...Get Me Out Of Here!

・公式ウェブサイト(YouTube): https://www.youtube.com/c/imacelebrity

筆者

イギリス特派員

June

60カ国以上の渡航歴あり。2016年、結婚を機に英ウェールズへ移住。

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