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【スコットランド】イギリス最高峰「ベン・ネビス」の大自然満喫登山!

カテゴリー:自然・風景 / 見所・観光・定番スポット 投稿日:2020年10月18日

Suet Mae!(シュマイ!こんにちは!)
今回も9月後半にキャンプ旅行で訪れた場所をご紹介します。ウェールズから北へ進み、湖水地方の次はいよいよスコットランド編です。
前回はイングランド最高峰「スカーフェル・パイク(Scafell Pike) 」をご紹介しましたが、今回はスコットランド最高峰、そしてイギリス最高峰でもある「ベン・ネビス(Ben Nevis)」の大自然満喫おすすめ登山です。
ウェールズ最高峰の「スノードン(Snowdon) 」も以前、こちらのブログでご紹介したので「スリー・ピークス(Three Peaks)」と称されるイギリス3名峰がこれで揃います。
ただ今回も老犬を伴っての登山でしたので、登頂には至らず、中間地点手前の湖で引き返しています。そのため、登山ルートの詳細は途中までとなります。あらかじめご了承ください。
新型コロナウィルスが現在も猛威をふるっていますが、収束したらぜひ訪れてほしいおすすめの場所です。

■ イギリス最高峰「ベン・ネビス」の人気登山ルート「ポニー・トラック」
標高1344mのベン・ネビスはスコットランド西部、ハイランド地方にあるイギリス諸島で最も高い山です。山が少ないイギリスの中でも毎年10万人の登山者が訪れるというベン・ネビスには登山ルートもいくつかあります。
今回はその中から、登山者の約8割が利用するという初心者向けの登山ルート「ポニー・トラック(Pony Track)」を選択。
出発地点は "ネビスの谷間" を意味する「グレン・ネビス(Glen Nevis)」です。
ポニー・トラックは1883年、山頂に測候所が建設された際に資材を運搬したポニーがこの山道を往復したことから名付けられたそうですが、グレン・ネビスの登山口に設置された案内板には「マウンテン・トラック(Mountain Track)」と記載されていて、ビジターセンターのスタッフは「ベン・パス(Ben Path)」と呼んでいたので愛称もいろいろあるようです。
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▲ グレン・ネビスの登山口に設置された案内板。ポイントが記されたルートマップで位置を確認

登山口にはトイレとカフェが併設されたビジターセンターがあり、ベン・ネビス登山に関する情報や地図などが入手できます。
山頂までの往復所要時間は6時間から8時間が目安とされていますが、登山道や山頂にはトイレも休憩所もありません。また、グレン・ネビスの村が海抜20mなので山頂までは1300m以上の高度を上がることになります。
登頂に挑む際は体調管理はもちろん、急な天候の変化に備えての雨具や防寒着、十分な食料や飲料の持参が必要となります。

ビジターセンターを出発するとすぐにネビス川にかかる橋を渡ります。
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▲ 出発してすぐに渡る橋。正面の山は「ミール・アン・ツイード」

案内板にも記載されていますが、グレン・ネビスの村からは手前の山、ミール・アン・ツイード(Meall an t-Suidhe:標高711m)が遮っているため、ベン・ネビスの姿を見ることができません。
序盤はのどかな牧草地を進み、グレン・ネビスの谷間を見渡しながらの登山となります。
整備された登山道は山腹をなだらかに上っていきます。
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▲ 整備された登山道「ポニー・トラック」の要所には道標が設置されている

登山口のビジターセンターから、50分ほどで案内板のルートマップA(Mountain Track Janction)を通過。
ここはグレン・ネビスのユースホステルを出発地点とする登山道が合流するポイントです。
ここから、ジグザグ道が始まり、眼下に広がる谷間の景色が角度を変えて楽しめるようになります。
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▲ 登山開始1時間後の風景。前方にはグレン・ネビスの谷間が広がる

途中、何度も休憩をとりながら、ゆっくりのペースで登った私たちは出発してから、2時間でようやく木製の橋を通過。
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▲ ジグザグの山道を登りきると木製橋

登山道は谷にそって、左に回り込み、ようやく右手前方にベン・ネビスが姿をみせます。
案内板のルートマップA地点とB地点のちょうど中間付近です。
この辺りで標高が450mほど。山頂まではまだ900m上がらなければなりませんが、1/3地点まで登ったことになります。
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▲ ようやく、姿をみせたベン・ネビス(写真右上↓の山)

谷沿いに石段の登山道が高度を上げながら続き、登るにつれ、ベン・ネビスが全貌を見せ始めます。
そして、登山道が谷から逸れ、左へと方向を変えるポイントに道標があり、正規のルートではない右斜面の近道には行かないよう案内が記されています。
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▲ 登山道が左へ折れる地点。グレン・ネビス(写真中央上)と谷間が望めるビューポイント

さらに10分ほど登り続けると長く続いた石段が終了し、ゆるやかな道がしばらく続きます。そして、右にグレン・ネビス、左にミール・アン・ツイード湖(Lochan Meall An T-Suidhe)が見えてきます。
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▲ ゆるやかな道が続き、また違う風景が楽しめる

平坦な道を10分ほど進むとルートマップBの分岐点(標高570m)に到着。右が一般ルートのポニートラック、左がベン・ネビスの北壁を望みながら登る上級者向けの別ルートとなります。
ポニートラックはここからまた徐々に高度を上げ、ルートマップC(The Red Burn)の谷を越えて、ようやく登山ルートの中間地点(Halfway Point)を通過したことになります。
そして、さらにルートマップDの"ジグザグ(The Zig-Zags)"と呼ばれる石ころだらけのつづら折りした道を登り続けて、標高1200mにあるルートマップE(The Summit Plateau)へ。
路面状態はよいものの、頂上に近づくにつれ、不安定なガレ場や岩、玉石などが多くなり、滑りやすくなっているそうです。また、山頂周辺は初冬から初夏までの半年近くは雪で覆われるため、細心の注意が必要となります。

さて、日陰や水たまりを見つけては勝手に休憩するマイペースな老犬に合わせての登山で私たちがB地点にたどり着いたのはグレン・ネビスのキャンプ場を出発してから約4時間後でした。一般的には2時間ほどなのでかなりのスローペースです(笑)
そのため、下山する体力も考えて、湖でゆっくり過ごしたあと、そのまま引き返すことにしました。
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▲ 標高570m地点にあるミール・アン・ツイード湖

この日は9月中旬にもかかわらず気温が20℃を超えていたため、湖水浴を楽しむ人たちもいました。また、テントを張って、ワイルドキャンプをする登山者もいるようです。
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▲ 湖畔から望むベン・ネビス

スカーフェル・パイクやスノードン同様、ベン・ネビスの山頂にもトレック・ポイントがあって、登頂者たちが記念撮影をするための列をなしているそうです。
湖畔から望むベン・ネビスの姿は雄大で美しく、次は登頂を目指して、再チャレンジしたいと思えるほど、魅力満載の登山コースです。

下山はルートマップAの分岐点まで同じ道を戻り、そこからはビジターセンター方向ではなく、グレン・ネビスのユースホステルへと続く、やや急な道を進むことにしました。
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▲ ルートマップAの分岐点。ユースホステル方向とビジターセンター方向を示す道標

麓まで下山し、ネビス川にかかる橋を渡って、ユースホステルへ。
そのまま、川沿いの道を右方向に進むとグレン・ネビスのビジターセンターにたどり着くことができます。
私たちはちょうど、ユースホステルとビジターセンターの中間に位置する「グレン・ネビスのキャラバン&キャンピング・パーク(Glen Nevis Caravan & Camping Park)」に滞在していたこともあり、下山はこのルートで正解でした。
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▲ ベン・ネビス登山におすすめ「グレン・ネビスのキャラバン&キャンピング・パーク」

このキャンプ場にはテントやキャンピングカーでの滞在エリアとは別にキッチン付きのコテージも何棟か併設されているので、観光客でも気軽に滞在が楽しめます。また、キャンプ場隣には朝から夜まで営業しているレストランもあり、自炊が面倒な方でも安心です。
登山口のビジターセンターまで徒歩10分。ベン・ネビスの登山をゆっくりお楽しみになりたい方にはおすすめの宿泊施設です。

■ グレン・ネビスへの行き方
・ ロンドン・ユーストン(Euston)駅から列車でグラスゴー・セントラル(Glasgow Central)を経由し、フォート・ウィリアム(Fort William)駅まで約9時間。
・ フォート・ウィリアムからN41バス(Glen Nevis行き)でグレン・ネビスのユースホステル(Youth Hosel)まで約10分。

今回、ご紹介したベン・ネビスの登山道「ポニー・トラック」は登山経験の少ない方でも十分に楽しめますし、私たちのように途中の湖でベン・ネビスを望み、引き返すだけでも存分に雄大な景色と大自然を満喫できます。
時間に余裕があって、いつもの観光とは違うスコットランドの大自然を体感したい方にぜひ訪れていただきたいおすすめの場所です。
安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを願うばかりです。

■ Glen Nevis Caravan & Camping Park
・ 住所 : Glen Nevis, Fort William PH33 6SX
・ URL : https://www.glen-nevis.co.uk/

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キャノン 純子 さん

イギリス・ウェルシュプール特派員のキャノン 純子 さんが現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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名前:キャノン 純子 さん

キャノン 純子 さん

大手旅行会社の添乗員として、20年以上、国内・海外を問わず、お客様の旅のサポートに従事。欧州を中心に約60ヵ国の渡航経験あり。2016年6月、結婚を機にウェールズへ移住。その後、地元カレッジで調理師資格を取得し、現在は地元のレストランでシェフとして働きながら、今までの経験を活かし、ウェールズを中心とした現地コーディネーターとして活動中。観光情報や文化、生活など幅広い分野でウェールズの魅力をお届けします。
現地サポートや各種問い合わせはこちらまでご連絡ください。 DISQUS ID @disqus_rNn32G170T

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