【ロックダウン継続中のウェールズ】 ウェールズらしさが満載!ウェルシュプールの人気「カントリーストアー」

公開日 : 2020年06月19日
最終更新 :
筆者 : June

Suet Mae! (シュマイ!こんにちは!)

ウェールズのロックダウンは13週目を迎えています。

そして、2020年6月15日、イングランドでは約3ヵ月ぶりに小売店の営業が再開され、買い物客が開店前から長蛇の列をつくる様子がニュースやネットなどで日本はもちろん、世界中に伝えられました。

ただ残念なことに、ほとんどのメディアが「イギリスの小売店が営業再開!」と伝えていて、いまだに「ステイ・ローカル(Stay Local)」を続けているロックダウン中のウェールズはなんだか蚊帳の外といった感じで......。

実際にTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアでは、ウェールズの人々が「ここもイギリスだと思ってたけど......」といった自虐的なコメントをしていました(笑)

そんな、独自の緩和政策を実施しているウェールズですが、今週末には小売店の営業再開など、次の段階へ移行するプランを公表するようです。

どういった内容になるのか? ウェールズ政府の発表が気になります。

■ イギリス人には必要不可欠? ガーデンセンター

さて、小売店はまだですが、ガーデンセンターはウェールズでも5月11日以降、営業が再開されています。

最初に再開したのが衣料品店でもレストランでもなく、園芸品などを扱うガーデンセンターというのがやはり、お国柄でしょうか?

さすが、ガーデニング発祥の国、イギリス人の庭にかける情熱が伝わってきます。

そして、わが町、ウェルシュプールにも地元の人々に親しまれているガーデンセンターがあります。

今回は私の職場(カフェレストラン)も併設するガーデンセンター「チャーリーズ・ストアーズ(Charlies Stores)」をご紹介します。

■ ウェルシュプールの大型カントリーストアー「コイディ・ディナス」

「チャーリーズ・ストアーズ(以下、チャーリーズと記載)」は中部ウェールズを中心に数店舗を展開し、園芸品以外にも牧畜用の飼料や建築資材、衣料品や地産地消の食材など多種多様な商品を扱っているカントリーストアです。

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▲ 現在、チャーリーズでもソーシャルディスタンスの確保と一方通行システムが導入されています

そのなかでもウェールズ語で「木の町」を意味する「コイディ・ディナス(Coed-y-Dinas)」の別名を持つウェルシュプールの店はカフェレストランやキッズエリアも併設する大型店で家族連れはもちろん、観光バスも立ち寄るツーリストにも人気の店です。

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▲ レストランやキッズエリアが併設されているガーデン&フードセンター

私がウェールズに移住して、初めて購入したのが田舎暮らしには欠かせないウェリントン・ブーツ(Wellington boots)、通称ウェリーズ(Wellies)と呼ばれる長靴もこの店で選びました。

作業用から、日本でも人気のハンター(HUNTER)など、おしゃれなデザインブーツもあり、長靴のコーナーだけでも充実しています。

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▲ 種類が豊富な長靴コーナー

おもちゃコーナーもカントリー感があふれています(笑)

やはり、子供の頃から、こうしたおもちゃでトレーラーやローリーなどの重機やキャンピングカーに慣れ親しむのでしょうか?

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▲ 商品棚にずらりと並ぶ車のおもちゃ

ガーデンセンターも花や野菜、果物の種から苗に肥料、ガーデニングに必要な園芸品や鉢、グリーンハウスなど品揃えが充実。

きっと、ガーデニング好きには堪らない場所です。

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▲ 平日の朝、空いているガーデンセンターで肥料を購入

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▲ 屋外に陳列されている鉢も素材やデザイン、カラーにサイズと豊富なラインアップ

チャーリーズは家族経営の企業ですが、コイディ・ディナスには牧場もあるため、オーナー夫妻自ら羊の放牧や毛狩りなどの作業をスタッフと共にしている姿をよく見かけます。

店内で扱う飼料も犬や猫、ウサギなどのペット用はもちろん、鳥や牛、馬、羊などの牧畜用と牧畜が盛んなウェールズのカントリーストアーならではの豊富な取り揃えでネット販売や配送サービスも行っているため、ロックダウンによる休業中も常に忙しかったとか......。

地域密着型のローカルショップです。

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▲ 広い店内に山積みの飼料。この日は鶏用を購入

現在も残念ながら、カフェレストランとキッズエリアはロックダウン下のため、休業中で入れませんが、店内のそのほかのエリアはすべて一方通行システムと2mのソーシャルディスタンスを確保するための案内が徹底され、お客様が安心して買い物を楽しめるよう、また、スタッフも安全に働けるように配慮されています。

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▲ 店内入口に設置された案内板

今後のウェールズ政府の発表次第では小売店やカフェレストランの営業再開も目処が立つかもしれませんが、しばらくは同様の感染拡大防止を図りながらとなりそうです。

すでに営業を再開しているイングランドやヨーロッパの国々の状況も気になりますが、ウェールズのロックダウンも徐々に緩和されているので焦らず、そのときを待ちたいと思います。

そして、そのときが来たら、職場でもあり、私のお気に入りの場所でもある"カフェレストラン"とウェールズの食材を豊富に揃える"フードコーナー"を紹介させていただきます。

また自由に旅に出られるようになったら、ぜひイギリスのガーデンセンター巡りもお楽しみください。

もちろん、ローカル感満載のウェールズもおすすめです。

■Charlies Stores Coed-Y-Dinas

・住所: Coed-y-Dinas, A458, Welshpool SY21 8RP

All text & photos by Junko Cannon

筆者

イギリス特派員

June

60カ国以上の渡航歴あり。2016年、結婚を機に英ウェールズへ移住。

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