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【ウェールズのロックダウン緩和政策】"ステイ・ホーム"から"ステイ・ローカル"へ

カテゴリー:お知らせ / 治安・渡航安全情報 投稿日:2020年5月30日

Suet Mae! (シュマイ!こんにちは!)
ウェールズ政府が2020年5月8日に3週間のロックダウン延長を発表してから、運動のための外出制限回数の撤廃やガーデンセンターの営業再開など一部の規制緩和はあったものの、基本的には現在も"ステイ・ホーム"が続けられています。
そして、その3週間が経過した昨日(5月29日)、ウェールズ政府は段階的なロックダウン緩和政策を6月1日から実施すると発表しました。
イングランドではイギリス政府が発表した段階的な緩和政策に沿って、すでに5月13日から、第1段階の緩和が始まっていたため、ウェールズ政府も5月15日には独自の緩和政策の内容を公開していましたが、具体的な日程は示されておらず、本日の発表により、ウェールズの緩和政策もようやく始動することが明確になったのです。

■ ウェールズ政府が発表している段階的な規制緩和
5月15日に発表されたウェールズ政府が行う予定の段階的な規制緩和は以下の内容です。
□ 第1段階 : 近隣への行き来や、社会的距離(2m)を保ちながら、同居家族以外の人からのケアやサポートを受けることが可能になる。
□ 第2段階 : 優先される一部の生徒(医療従事者の子供など)から、通学を再開し、家族や友人など小規模グループでの運動を行うことや一般小売店の営業再開、通勤の再開を実現する。
□ 第3段階 : すべての生徒の通学の再開、制限なしの外出、スポーツやレジャー、友人との面会などが可能となる。

■ "ステイ・ホーム"から"ステイ・ローカル"へ
そして、実際に6月1日より施行されることになった第1段階の規制緩和は次のとおりです。
□ 社会的距離を保ちながらであれば、同居家族以外の別家族(1世帯のみ)とも屋外で会うことが可能。人数制限はないが、同時に複数の世帯のメンバーと集まることは違法。
 そして、自宅から5マイル(約8km)圏内に留まらなければならない。ただし、農村地域に居住する場合は常識の範囲内での距離とする。
 また、屋外のみで家には訪問してはならない。プライベートガーデンはOK、室内はNG。

ウェールズでは3月のロックダウン以降、2人以上のグループが集まることは違法でしたが、これによって、地元の家族や友人と外で会うことが可能となりました。
ウェールズ政府は新しいスローガンとして、"ステイ・ローカル(STAY LOCAL)"を提唱。
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▲ 画像提供:ウェールズ政府公式ウェブサイト(Source:gov.wales)

マーク・ドレイクフォード首席大臣は記者会見で「地元に留まることでウェールズの安全を守る手助けをしてください」とコメントし、ウェールズ国民に理解を求めました。
移動距離に制限を設けなかったイングランドでは先週末、多くの人々が海沿いのリゾートに殺到し、社会的距離が守られていない大混雑した様子がメディアで大きく報道されました。
こうした状況も踏まえ、ウェールズでは引き続き、景観地や観光地の閉鎖措置は維持されるとし、イングランド国民に向けて、「ウェールズへの訪問はまだ控えるように」と注意を促しました。

ここ数日、ウェールズは初夏を通り越して、夏のような陽気で、わが家も庭で日光浴やバーベキューを連日、楽しんでいます。
例年ならば、イングランド在住の友人家族と共にキャンプやハイキングに出かけるのですが......もうしばらくは家族と地元で過ごすことになります。
大切な家族や友人、コミュニティを守るため、"ステイ・ローカル"。
日常生活へ戻るための第一歩を踏み出そうとしている、今こそ、一人ひとりが慎重に行動しよう!
ウェールズ政府の施策をウェールズの一住民として、真摯に取り組んでいきたいと思います。
皆さまも引き続き、十分な予防を心がけて、安全にお過ごしください。

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キャノン 純子 さん

イギリス・ウェルシュプール特派員のキャノン 純子 さんが現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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名前:キャノン 純子 さん

キャノン 純子 さん

大手旅行会社の添乗員として、20年以上、国内・海外を問わず、お客様の旅のサポートに従事。欧州を中心に約60ヵ国の渡航経験あり。2016年6月、結婚を機にウェールズへ移住。その後、地元カレッジで調理師資格を取得し、現在は地元のレストランでシェフとして働きながら、今までの経験を活かし、ウェールズを中心とした現地コーディネーターとして活動中。観光情報や文化、生活など幅広い分野でウェールズの魅力をお届けします。
現地サポートや各種問い合わせはこちらまでご連絡ください。 DISQUS ID @disqus_rNn32G170T

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