真冬の夜はコーン・スープでほっかほか......レシピをどうぞ♪
アメリカでは、感謝祭にローストした七面鳥を食べる習慣がありますが、日本ではクリスマスに丸ごとのローストチキンを召し上がるお宅も多いのではないかと思います。幼少時代のクリスマス、私の母は、丸ごとではなくローストしてある骨付きのもも肉を買ってきてくれていました。こんがりと焼き色がついたローストチキンのひとつ一つにきれいな赤いリボンが巻かれてあり、クリスマスの食卓に彩りを添えてくれるのでした。
わが家では、たいてい感謝祭には七面鳥、クリスマスにはハムを焼いてお祝いしています。丸ごとのチキンもとても安価なので2週間に一度は料理します。いったん食卓にあがった丸ごとのロースト・ターキーや丸ごとのロースト・チキンの肉は、骨からはがしたあとガラス器に保存し、肉を外した鶏ガラ(またはターキーのガラ)を捨てずに水を加えて煮込めば、ボーン・ブロス(骨のブロス)を作ることができます。2、3日じっくり煮込んだブロスで、ターキー・スープ、チキンヌードル・スープ、ミネストローネ、フレンチ・オニオン・スープなどのスープ類を作るのですが、スープにコクが出るのでとても重宝しています。おととい、このボーン・ブロスを使ってコーン・スープを作りました。旬の時期は、もちろん生のトウモロコシを使うのがベストですが、冬の間は缶入りコーンでもばっちりですので、ぜひお試しくださいね!
コーンスープ
〈材料〉4人分
コーン 2缶(15.25oz. 432g 入り×1)
バター 大さじ2
たまねぎ(みじん切り)3分の1カップ
ニンニク (すりおろし)2片
チキン・ボーン・ブロス 2カップ
*缶または箱入りのチキン・ブロス、チキンブイヨンを溶かしたスープ2カップ分でもOKです。この場合、チキンの風味が濃い味のスープに仕上がります。
牛乳 2カップ
小麦粉 大さじ2
塩・ブラックペッパー(コショーでもOKです)適宜
パセリ 適宜
〈作り方〉
1. 中鍋にバターを溶かし、たまねぎとニンニクを中火で炒める。
2. たまねぎがしんなりしたらボーン・ブロスを加える。
*私は、玉ねぎが茶色にならないよう気をつけています
3. (2)に、水を抜いた缶入りのコーンを加え、10分程度中火にかける。
4. (3)に、牛乳と小麦粉(ダマにならないよう少しずつ)を加え、弱火で10分煮込む。
5. (4)で煮込んだものをミキサーに入れ、コーンがピュレー状になるまでミキサーで攪拌する。
6. (5)でピュレー状になったスープを鍋に戻し、とろりとなるまで中火にかける。
*ここでも、鍋のスープが焦げつかないよう気をつけます。
7. お好みで塩とブラックペッパーを加える。
これでできあがりです! 私はトッピングにドライパセリを使いました。
バゲットを添えて召し上がってもおいしいですよ。心も体もあったまるコーン・スープ、寒い日のお夜食にぜひ......!
筆者
アメリカ・ワシントンDC特派員
舞林鳥 恵
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