寒い日は熱々のスロッピー・ジョーで超アメリカンな夜食をどうぞ......!
あっという間に2020年も12月を迎え、今日はわが家の周辺にも初雪が舞っていました。これからどんどん寒さに向かいますが、わが家の冬の定番メニューといえば、牛ひき肉と豆各種をトマトベースのソースでぐつぐつ煮こんで作るチリや、バターと玉ねぎをたっぷり入れて丸ごとローストしたチキンで作るチキン・ヌードル・スープなど、体が温まるスープやシチューなどが多いような気がします。
今日は、夫の大好物の夜食を紹介してみますね。ひき肉と冷蔵庫にある野菜を炒めたものをハンバーガーバンズに挟んだだけの簡単なサンドイッチなのですが、熱々で体が芯からあったまるうえ食べ応えがあるので、受験生の夜食にはぴったりかも......! その名は「スロッピー・ジョー(Sloppy Joe)」スロッピーというのは、雑な、とか、散らかっている、とか、ぐちゃぐちゃな、などという意味なのですが、怠惰な状態を形容するときにも使う英語表現です。学生時代に文通していたアメリカ人のペンパルが、自分の筆跡について「スロッピーな文字」と表現していたので、こういう使い方もするの?と驚きながらも納得したことを今でも憶えています。はさんだバンズだけでなく、食べている最中に両手や口の周りがべとべとになってしまうことからも、「スロッピーなジョー」という命名にぴったりのこのサンドイッチ。南部のクレオール料理に由来するという話も聞いたことがありますが、アイオワ州のフロイド・エンジェルズ・カフェが発祥の地という伝説もあるようですよ。ハンバーガーバンズがなければ、普通のパンにはさんで食べてもおいしいので、お時間がありましたら、ぜひいかがですか。
■スロッピー・ジョー(Sloppy Joe)
〈材料〉 6人分
ハンバーガー用バンズ 6個
牛ひき肉(赤身) 1ポンド(約450g)
オリーブオイル 適量
たまねぎ 4分の1カップ(みじん切り)
にんじん 4分の1カップ(7~8mm程度の角切り)
マッシュルーム 4分の1カップ(角切り)
ケチャップ 4分の3カップ
ウスターソース 大さじ2
イエローマスタード 小さじ1
ガーリックパウダー 小さじ2分の1
ブラウンシュガー 小さじ3
ドライ赤唐辛子 適宜(私は4本を細かく刻んで使いました。かなり辛めです)
塩 適宜
ブラックペッパー 適宜
*このほか、チリパウダー、パプリカなどがあれば隠し味に少量使ってみてくださいね。
〈作り方〉
1. オリーブオイルで牛肉を炒める。
2. 塩・ブラックペッパー、ガーリックパウダー、赤トウガラシを加えさらに炒める。
3. 別のフライパンで、たまねぎとにんじんを中火で炒める。にんじんがやわらかくなったら、マッシュルームを加えさらに炒める。(2)で炒めた野菜を、(1)の炒めた牛ひき肉に加え、ケチャップ、ウスターソース、イエローマスタード、ブラウンシュガー、(チリパウダーとパプリカ)で味つけ。火力を弱め焦げつかないよう混ぜながら30分間火を通す。
4. (3)で作った具をハンバーガーバンズに挟んで、できあがり!
いまは、にんじんのほうが比較的安いので、私は7~8mm程度の角切りのにんじんを使っていますが、同量のピーマンを使ったほうがおいしいかもしれません。わが家では、たまに、あつあつの具にシュレッドチーズを加えてとろ~り溶かしてからいただくこともあります。
もし機会がありましたら、ぜひお試しになってみてくださいね。♪
筆者
アメリカ・ワシントンDC特派員
舞林鳥 恵
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