【治安】ワシントンDCの抗議活動に関しまして( 在アメリカ合衆国日本国大使館のお知らせ)

公開日 : 2020年11月04日
最終更新 :

昨日2020年11月3日は、アメリカ大統領選挙、連邦議会選挙、連邦・州・地方レベルの各種選挙の投票日でした。11月4日午後5時50分現在まだ開票が続いています。

アメリカの首都ワシントンでは昨日から今日にかけて抗議活動が開催されたようで、在アメリカ合衆国日本国大使館から「抗議活動に関する注意喚起」という表題のお知らせが届きました。以下、ポイントを引用掲載しますので参照してください。

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大統領選に関連する抗議活動において、DCでは逮捕者がでています。今後の抗議活動の動向に注意してください。

1.ワシントンDCほか一部都市では、昨日(11月3日)夜から本日未明にかけて、米国大統領選に関連した抗議活動(デモ行進や集会)が複数の団体により実施されました。

2.DCでの抗議活動は主にラファイエット・スクエア(ホワイトハウス北隣)から北方に伸びる16th Streetの一区画(Black Lives Matter Plaza, NW周辺)にて行われ、総じて平和的であった模様ですが、一部には抗議活動参加者が警察ともみ合いになる等が見受けられ、報道によれば、暴行や規制線内への侵入などにより逮捕者がでており、また、ホワイトハウス近くで数名が刺され負傷する事件が発生した由です(刺傷事件は、主義・思想が対立するグループ間で発生した可能性が一部で報じられていますが、詳細は不明です)。

3.ミネソタ州ミネアポリス市にて発生した黒人男性死亡事件(本年5月)に端を発した全米各地における抗議活動では、一般市民による平和的な抗議活動が多く行われる中、DCを含む一部都市においては抗議活動が過激化・暴徒化し、警察官への暴力行為や車両等の放火・破壊、政府事務所等への投石、抗議活動に乗じた商店での略奪行為等が発生し、多くの逮捕者がでました。

4.在留邦人、旅行者の皆様におかれては、こうした経緯を踏まえ、ご自身やご家族が不測の事態に巻き込まれることのないよう、お住まいの地域や勤務地、訪問予定先における治安情勢や抗議活動の動向、関連の当局措置について情報収集に努めるとともに、例えば勤務地周辺で大規模な抗議活動が予定されている場合には出勤の是非を検討する・帰宅を早める等、危険を回避する行動を取ってください。また、抗議活動を見かけても不必要に近づいたり、写真を撮ったりすることはお控えください。

※情報収集に際しては、州・地方政府、地元警察・交通当局のホームページやソーシャルメディア(Twitter、Facebook)及びローカルニュース(テレビ、ラジオ、電子版記事)の情報が参考になります。

※現地当局からの安全情報をいち早く受け取るため、お住いの地域を管轄する地方政府(郡や市など)に緊急情報の配信サービスがあれば登録をお勧めします(地方政府の公式ホームページ等をご確認ください)。

■在アメリカ合衆国日本国大使館

住所:2520 Massachusetts Avenue N.W., Washington D.C., 20008, U.S.A.

電話:202-238-6700(代表)

HP:https://www.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

筆者

アメリカ・ワシントンDC特派員

舞林鳥 恵

【地球の歩き方】では、2013年から、ワシントンDC周辺はじめアメリカ各地の観光名所や魅力的な穴場スポットの情報をお届けしています。

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