【治安】ニューヨーク市の治安情勢等に関する注意喚起(在ニューヨーク日本国総領事館のお知らせ)

公開日 : 2020年10月07日
最終更新 :

今週在ニューヨーク日本国総領事館より、「ニューヨーク市の治安情勢等に関する注意喚起(10月6日)」「新型コロナウイルス関連情報(NY州における新規の規制措置)(10月8日以降)」という表題のメールを受信しました。 以下、2件のお知らせのポイントをそれぞれ引用掲載しますので参照ください。

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〈ニューヨーク市の治安情勢等に関する注意喚起 (10月6日付のお知らせ)〉

1 9月27日夜,在留邦人がマンハッタン(セントラルパーク以北)で地下鉄を降り改札を抜けた後,男女8人が出口をふさぐ様な形で通行を妨害していたため,同邦人が通り抜けようとしたところ,その中の一人の女性がぶつかったと言いがかりをつけ,同グループの複数人で殴りかかる事案が発生しました。同邦人は,逃げようとしたところ,同グループに後を追いかけられ更に殴られて,負傷するに至りました。

2  NYPDによれば,本年9月中の拳銃発砲事件逮捕者数は607人で,前年同期の307人と比較して98%増加しています。9月中の逮捕者数としては,1994年以降最多の人数です。拳銃発砲事件や暴力犯罪は,ニューヨーク市内の各地で発生しています。NY市が公表している犯罪マップ(https://maps.nyc.gov/crime/)をご参照の上,特に犯罪率の高い地域を夜間などに通る際には,十分に警戒をしてください。

 在留邦人の皆さまにおかれましては,報道等から最新の情報を常に入手し,事件現場付近には近づかないようにする,夜間の外出や人通りの少ない道は避ける,不審な人物には近づかない等,安全を確保するようにしてください。

3 NYPDからの外出時等の安全対策に関する注意点に関し,改めて以下のとおりお伝えします(9月15日付の領事メール「外出時等の安全対策に関する注意点について(https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/files/100094083.pdf)」より抜粋)

・誰かに嫌がらせを受けても,相手にせずその場を立ち去る。反応を示すことが事態の悪化につながる。

・人の少ない時間帯は,ホームの指定された場所で車両を待ち,乗員の乗っている車両を選んで乗るよう心がける。バスを利用する際には,なるべく前方の座席に座る。

・特にラッシュ時の電車やバスの車内では,常に所持品を意識する。

・宝飾品や現金を見せないように注意する(強盗犯になる可能性のある者を刺激しない)。

・人通りが多く,明るい道を選んで歩く。近道でも閑散とした通りは歩かない。

・誰かにつけられていると感じたときは,人のいない地域を避けて人通りの多い場所や近くの商店に入る。

・夜の1人歩きを避け,可能な限り家族や友人等とともに移動する。

・緊急の連絡や911通報に備えて,携帯電話はいつでも使えるように準備し,所在を意識しておく。

〈新型コロナウイルス関連情報(NY州における新規の規制措置)(10月8日以降)〉(10月7日付のお知らせ)

本10月7日,クオモNY州知事は,NY市などで発生しているクラスターに対応するため,クラスターを特定し感染率に応じたゾーンを設定した上で,学校閉鎖などの規制措置を執ることを発表しました。また,デブラシオNY市長は,市民が住所を入力することで当該住所がゾーンに含まれるかを示すツールを開発することなどを発表しました。新たな規制措置は明10月8日(木)から実施される予定です。

つきましては,各ゾーンをご確認の上,当該ゾーンにお住まいの方又は当該ゾーンに移動される方は州当局の規制措置にご留意ください。

1 クラスターの特定及び「レッド」「オレンジ」「イエロー」ゾーンの設定

クラスターに指定された地域及び設定されたゾーンは次のとおりです。

ゾーンは,「レッド(クラスターの中心地)」「オレンジ(警戒地域)」「イエロー(要注意地域)」に分けられています。

-Broome County (One Area, Yellow)

-Brooklyn (One Area, Red, Orange and Yellow)

-Orange County (One Area, Red and Yellow)

-Queens (Two Areas, Red, Orange and Yellow)

-Rockland County (One Area, Red and Yellow)

2 各ゾーンで執られる規制措置

各ゾーンで執られる規制措置は以下のとおりです。また,各ゾーンにおける規制措置は少なくとも14日間は続く予定です。

・レッドゾーンにおける規制措置

- 多人数での集会:禁止

- ビジネス:必要不可欠な業種のみ営業可能

- 飲食店:持ち帰りのみ可能

- 学校:対面授業の禁止・遠隔授業のみ実施

- 礼拝所の利用:最大収容人数の25%以内の利用又は最大10人までの利用

・オレンジゾーンにおける規制措置

- 多人数での集会:屋外・屋内関わらず最大10人まで

- ビジネス:リスクが高く,必要不可欠でない業種(ジムなど)は閉鎖

- 飲食店:屋外営業(4名/テーブルまでの利用)と持ち帰りのみ可能

- 学校:対面授業の禁止・遠隔授業のみ実施

- 礼拝所の利用:最大収容人数の33%以内の利用又は最大25人までの利用

・イエローゾーンにおける規制措置

- 多人数での集会:屋外・屋内関わらず最大25人まで

- ビジネス:全ての業種で営業可能

- 飲食店:屋外・屋内営業(4名/テーブルまでの利用)と持ち帰りが可能

- 学校:生徒・職員に対する毎週の検査を実施した上で対面授業が可能

- 礼拝所の利用:最大収容人数の50%以内の利用

・各ゾーンで執られる規制措置の詳細は以下のウェブサイトでご確認になれます(右側の写真)。

【在ニューヨーク日本国総領事館】

・住所:299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171

・TEL:212-371-8222

・FAX:212-319-6357

筆者

アメリカ・ワシントンDC特派員

舞林鳥 恵

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