東部6州、バージン諸島とプエルトリコの新型コロナウイルス関連情報(6月6日)
皆さま、在NY日本国総領事館から、ニューヨーク、ニュージャージー、ペンシルベニア、デラウェア、コネチカット、ウェストバージニア各州、バージン諸島とプエルトリコに関連する「新型コロナウイルス関連情報(6月6日)」が届きました。
以下、ポイントを引用掲載しますのでどうぞご参照ください。
***
【州政府等による措置等のポイント】
(注)各州政府の措置等についても,できる限り正確な情報を記載するよう努めておりますが,ご自身に関係する事項については,米側当局が提供する情報に依拠してください。
◎(NY州)クオモ知事のメッセージ(6月6日)
- 新型コロナウイルスの感染状況は良い傾向にある。昨6月5日の総入院者数は2603人、死者数は35人と今まで最も低い水準にある。もちろん、一人たりとも亡くなって欲しくはないが、以前のように多くの方が亡くなっていた状況と比較すると改善が明確である。
- 経済社会活動の再開については、ウイルス検査率(+追跡の実施)、抗体検査数、入院率+空き病床数、感染率(実効再生産数)の各指標を監視しながら再開の判断を進める。この感染率が1を超えると赤信号がともるが、州民の賢明な対応により各指標は低下しており、非常に良い状況であるので今後も再開を続けていく。
- 再開の第2段階に移行したエリアの寺院・モスク・教会は、他者と一定の距離を取ったうえで、最大収容人数の25%以下での利用を認める。
- 新型コロナウイルスについては毎週新しい情報が判明している。現在判明していることは、ウイルスは空中に3時間残っている一方で、ものの表面への付着はそこまで重要ではないことである。また、子供にも影響を与え得るし、一度感染した患者も再感染する可能性がある。さらに、マスクは当初考えていたよりもより重要であることが確認されている。
- そこで、誰もが、特に医療関係者がマスクを手に入れられるように、この危機が去るまで、個人防護具(PPE)の価格の吊り上げ(Price Gouging)を禁止する。
- 今は国が変わるときであり、NYは行動を起こしてその動きをリードしていく。語るのではなく行動で示さなくてはいけない。そのため、昨日伝えたように「Say Their Name」改革を実施していく。NYは、これまでも同性婚の合法化、公立大学の無償化、最低賃金の引上げ、銃規制の強化、再生可能エネルギーの推進、司法改革を実施してきた。
- 来週6月8日(月)にはNY市が再開の第1段階へ移行する。NY市の陽性率は以前57%だったものが現在は2%まで低下した。この間の取り組みを通し、最初の感染者が発生してから98日間で私たちの社会は全く違うものとなった。第1段階へ移行した後は、企業はマスクの着用といったガイドラインを遵守しなければならない。
- 再開に伴って、MTAの利用者が安心できるように、100万枚のマスク、2万5千ガロンと50万本の消毒ジェルを配備した。また、オフィスワーカーが職場に戻るにあたり、商業ビルが訪問者に検温を実施できるようにする行政命令を発出する。
- 何度もお伝えしているが、再開とは元に戻ることを意味しているわけではなく、安全な新常態を見つけるために前進することを意味している。そのためには、マスクを着用し、検査を受け、他者と一定の距離を取ってほしい。今まで賢明な対応をとり、ついに再開をむかえるNY市の人々に祝意を表明したい。
◎ビジネス関連情報
各州等のビジネス関連情報は以下をご覧ください。
【感染者数等に関する情報】
6月6日現在,当館管轄内における新型コロナウイルスの感染者数及び死者数は以下のとおりです。(カッコ内は前日の数)
○ニューヨーク州:
感染者数377,316名(376,208名),死者数24,212名(24,175名)
・感染者数内訳(主なエリア)
ニューヨーク市:
感染者数206,511名(205,940名),死者数15,383名(15,371名)
NY市の内訳
クイーンズ区: 62,850名( 62,692名)
ブルックリン区: 56,966名( 56,770名)
ブロンクス区: 45,882名( 45,778名)
マンハッタン区: 27,122名( 27,037名)
スタテン島区: 13,691名( 13,663名)
ナッソー郡:
40,853名(40,797名),死者数2,635名(2,631名)
サフォーク郡:
40,278名(40,239名),死者数1,970名(1,965名)
ウエストチェスター郡:
33,924名(33,854名),死者数1,523名(1,519名)
ロックランド郡:
13,315名( 13,297名),死者数 465名( 465名)
○ニュージャージー州:
感染者数163,893名(163,336名),死者数12,106名(12,049名)
○ペンシルベニア州:
感染者数 75,086名( 74,385名),死者数 5,931名( 5,886名)
○デラウェア州:
感染者数 9,845名( 9,773名),死者数 390名( 388名)
○ウエストバージニア州:
感染者数 2,131名( 2,119名),死者数 84名( 84名)
○コネチカット州フェアフィールド郡:
感染者数 16,020名(15,914名),死者数 1,309名(1,304名)
○プエルトリコ:
感染者数4,915名( 4,620名),死者数 142名( 141名)
○バージン諸島:
感染者数 71名( 71名),死者数 6名( 6名)
【領事窓口業務の一時的変更及び予約制の導入のお知らせ】
◎当館は以下のとおり領事窓口時間を延長するとともに,予約制を導入しています。ご来館予定の方におかれては,事前の予約をお願い申し上げます。また,当館にご来館される際にはマスクの着用をお願いします。
1 領事窓口の業務日
月曜日,水曜日,金曜日(除,休館日)
2 受付時間
09:30~13:00
(ビザ(査証)申請受付:12:00~13:00)
3 予約方法・電話番号
以下の予約専用電話番号にお電話の上,予約をお願いします。なお,電子メール等による予約は受付けておりません。
予約専用電話番号: (212)371-8222 内線486 (代表電話につながり次第内線486を押してください。)
予約受付時間: 月曜日~金曜日の09:30~16:00(除,休館日)
注:4週間分の予約を受け付けております。
現在,予約受付については午前中にお電話が集中し,午後は比較的少ない傾向にあります。また,予約電話で対応中は,お電話をいただいても呼び出し音が鳴り続ける状態となるため,このような場合には時間を改めておかけ直しいただきますようお願いいたします。詳細は以下リンク先をご参照ください。
◎当館ホームページ上に新型コロナウイルス関連情報のページを作成しております。
ご不明な点ありましたら当館までご連絡をいただきますようお願いします。(電話:212-371-8222)
【医療関係情報】
◎CDCはホームページ上で新型コロナウイルスの典型的症状として「熱,咳,息切れ」を挙げています。これらの症状があり,感染が疑われる場合は医療機関に電話で相談をした上で,医療機関の指示に従って受診してください(特定の医療機関がない場合には地元保健当局等(NY市の場合は311)に電話してください)。
・新型コロナウイルスに関する予防措置については以下のサイトをご覧ください。https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/2020-refs.html
・ニューヨーク市作成の新型コロナウイルスに関するファクトシート(発症した場合等の対応が日本語で記載されています)。
◎当地の病院やクリニックは,完全予約制を導入し,付き添い人数を制限(一人のみ)するなど予防措置をしながら外来を受け付けているところが多い模様です。また,一部の病院では電話診察,オンライン診療(有料)を導入しているところもあるようです。ただし,当地の医療事情については,日々状況が変化しますので,皆様ご自身で病院やクリニックのHPや直接電話するなどして,ご確認くださるようお願いします。
▪ ▪ ▪
【在ニューヨーク日本国総領事館】
・住所: 299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171
・TEL: 212-371-8222
・FAX: 212-319-6357
・facebook: https://www.facebook.com/JapanConsNY/
・twitter: https://twitter.com/JapanCons_NY
筆者
アメリカ・ワシントンDC特派員
舞林鳥 恵
【地球の歩き方】では、2013年から、ワシントンDC周辺はじめアメリカ各地の観光名所や魅力的な穴場スポットの情報をお届けしています。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。