海外安全ホームページ「感染症危険情報」レベル1~4とは?

公開日 : 2020年03月12日
最終更新 :

2020年3月12日に受け取った外務省の「たびレジ」登録者に配信される外務省海外安全ホームページの最新情報によると、西部のワシントン州に、感染症危険情報(危険レベル1:十分注意してください)が発出されたということです。

危険情報のカテゴリーや発出の目安は、素人にはなかなかわかりにくいので、ちょっと調べてみました。

外務省のWebサイト「海外安全ホームページ」によると、感染症危険情報の概要は

「(抜粋)『感染症危険情報』は、新型インフルエンザ等危険度の高い感染症に関し、渡航・滞在にあたって特に注意が必要と考えられる国・地域について発出される海外安全情報です。危険情報の4段階のカテゴリーを使用し,世界保健機関(WHO)等国際機関の対応や,発生国・地域の流行状況,主要国の対応等を総合的に勘案して発出します。また,4段階のカテゴリーごとの表現に収まらない感染症特有の注意事項を,状況に応じて付記します」(引用)、

感染症危険情報の発出の目安は、下記のように分類されています。

(以下、レベル1~4までの内容はWebサイトから抜粋しました。)

*******************

▪レベル1:十分注意してください。

特定の感染症に対し,国際保健規則(IHR)第49条によりWHOの緊急委員会が開催され,同委員会の結果から,渡航に危険が伴うと認められる場合等。

▪レベル2:不要不急の渡航は止めてください。

特定の感染症に対し,IHR第49条によりWHOの緊急委員会が開催され,同委員会の結果から,同第12条により「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」としてWHO事務局長が認定する場合等。

▪レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)

特定の感染症に対し,IHR第49条に規定する緊急委員会において,第12条に規定する「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」が発出され,同第18条による勧告等においてWHOが感染拡大防止のために防疫・渡航制限を認める場合等。

レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)

特定の感染症に対し,上記のレベル3に定めるWHOが感染拡大防止のために防疫・渡航制限を認める場合であって,現地の医療体制の脆弱性が明白である場合等。

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「また,上記の4段階のカテゴリーごとの表現に収まらない感染症特有の注意事項を,状況に応じて付記します。 以下は代表的な例であり,実際の状況に応じて具体的な注意事項を付記していきます。」(引用)とも記されています。もう少し詳しく知りたい方は、下記のリンクを参照にしてみてくださいね。該当のページに移行します。

感染症危険情報とは?⇒ https://www.anzen.mofa.go.jp/masters/kansen_risk.html

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■外務省領事サービスセンター(海外安全相談班)

・住所: 〒100-8919東京都千代田区霞が関2-2-1

・電話: 03-3580-3311 内線 2902

筆者

アメリカ・ワシントンDC特派員

舞林鳥 恵

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