ジョージ・ワシントンのマウント・バーノンへようこそ。。。

公開日 : 2019年09月02日
最終更新 :

先月、かねてから行ってみたいと思っていたバージニア州マウント・バーノンを訪れてみました。グーグルマップで見てみると、ポトマック河畔に建つジョージ・ワシントンの邸宅マウント・バーノン(Mount Vernon)は、ワシントンDCのユニオンステーションから約18マイル(約29km)南下したところに位置しています。

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アメリカ合衆国の初代大統領ジョージ・ワシントンは、1732年バージニア州ホープスクリークという小さな町で生まれました。私が訪れたマウント・バーノンのオリジナルの家屋は、ワシントンの父親ジョン・オーガスティン・ワシントンが1735年に建てた建物で、当時は、1階に4部屋、中央ホール、2階に寝室3部屋という造りだったそうです。1761年に正式にマウントバーノンの所有権を相続したジョージ・ワシントンが増築を行い、全21室を備えた現在の大きな邸宅を完成させたのです。ワシントンは、この敷地を所有中、1000ヘクタールだった土地を3200ヘクタールに拡張し、5つの畑に分けて農業も営んでいたそうです。

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私は、ツアーに参加したのですが、ガイドさんが、母屋である大邸宅のほか、戸外にあるトイレ、貯蔵室及び秘書室/執事室、庭師の家、燻製小屋、洗濯小屋、糸つむぎ小屋、製塩小屋、種の保管小屋、靴職人の店、暖炉小屋、農場などを1時間半以上かけて回って説明してくれたので、40年以上この邸宅で暮らしたと言われているジョージ・ワシントンの生活だけなく、当時の歴史や人々の暮らしぶりを垣間見ることができました。1799年当時、邸宅には340人が居住していて、そのうち317人の奴隷が住んでいたそうです。敷地にある奴隷部屋も見学しましたが、一部屋に15~20人の奴隷が暮らしていたそうです。奴隷に対するワシントンの考えは年を追うごとに変化していき、晩年はマウントバーノンの奴隷全員の解放を求めたそうですが、全員の解放が叶ったのは、ワシントンの死後一年が経過してからだったということです。

アメリカ合衆国国定歴史建造物に指定され、国家歴史登録財にも登録されているマウント・バーノンですが、これから年末にかけて様々なイベントが開催されるようなので、チャンスがありましたらぜひ立ち寄ってみてくださいね。

【ジョージ・ワシントンのマウント・バーノン☆9月のイベント】

ジョージ・ワシントン・愛国者・マラソン大会(George Washington Patriot Run)

▪5キロマラソン

日時:2019年9月8日(日曜日) 7:50~

▪10キロマラソン

日時:9月8日(日曜日) 8:05~

コロニアル・マーケット・アンド・フェア(Colonial Market and Fair)

日時:2019年9月14・15日 9:00~17:00

マーサ・ワシントンとのお茶会(Tea with Martha Washington)

日時:2019年9月28日 13:00~14:00

Backyard of Mount Vernon.png
Mount Vernon .png

【データ】

住所:3200 Mount Vernon Memorial Highway Mount Vernon, Virginia 22121

☎ 703-780-2000

入場券:tickets@mountvernon.org

▪公式フェイスブックページ:George Washington's Mount Vernon @HistoricMountVernon

▪公式ツイッターアカウント:@MountVernon

▪公式インスタグラムアカウント:mount_vernon

▪Pinterestページ:George Washington's Mount Vernon

▪公式ユーチューブ・ページ:George Washington's Mount Vernon

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■固定テーマ【ワシントンDCの9・10月のみどころ】

筆者

アメリカ・ワシントンDC特派員

舞林鳥 恵

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