ワシントン・ダレス国際空港から6193キロ☆エール・フランスでパリ・シャルル・ド・ゴール国際空港へ飛んでみた

公開日 : 2018年08月20日

最終更新 : 2018年08月20日

筆者 : 舞林鳥　恵

今年もお盆に日本への帰省を考えていたのですが、なんやかんやと大忙しで航空券の予約を入れないでいると、あっという間に料金が跳ね上がってしまっていました。

「8月2日までに予約を入れると、9月以降東部の各都市から日本への里帰り便が1000ドルを切るほどの料金でゲットできる。」といったような内容のウェブ情報が知人から寄せられていたのですが、残念ながら8月に使えるものではありません。いつも利用している旅行会社を通して調べてもらったところ、出発予定の数日前の段階で、ワシントン・ダレス空港からパリ経由羽田行きのエール・フランスのエコノミーのキャビンの席が最も格安ということを確認したので、思い切って今年の夏はパリに立ち寄ってから日本へ帰ることにしました。

帰国の航空券を購入するたびに不思議なのは、特定の空港間の往復の運賃が毎回決まってお得ということはあまりないうえ、同じルートを通る全く同じ便なのに、旅行会社や格安チケットの航空券サイト間でも料金が異なることが多いことです。おまけに、同じ日の午前中と午後でも変動しがちなので、どの時間帯でおさえるのがベストなのかも全く予想もつきません。日本で新幹線の指定席を予約する時にドキドキしながら何千円もの運賃の違いに驚くということはないのに、と思いながら旅行会社を通して予約を入れてほっとしたのも束の間、案の定、今回も予約を入れた日の午後には、アメリカの航空券サイトでさらにお得な料金で同じ便のチケットを提供していることを知りました。

翌日には、知人から、ワシントン・ダレス空港から東京への直行便が数日前に調べたときより更に安くなっているとのメールも受け取りましたが、その便に変更するとキャンセル料が発生してしまうので、今回は予約を入れたエール・フランスでパリを経由して帰ってみることにしました。

窓外に見えるのは、AF27便ボーイング777。ダレスを21時5分に出発しパリのシャルル・ドゴール空港には10時40分の到着予定です。

チェックインの際に、非常口の比較的足元に余裕がある窓際の座席に変えてもらったのでゆったりと座ることができましたが、かなり寒かったのでブランケットを2枚用意してもらいました。窓際の席とはいえ座席のすぐ横に窓はありません。座っている座席の背もたれの少し後方の（後ろの乗客の）窓から外を覗くことができるのです。この席に座る場合、手荷物は座席の下に置くことも膝の上に抱えて座ることもできません。実は、非常口があるこの席は、緊急時に、機長や客室乗務員の指示に従って緊急脱出の際の援助を実施することに同意しなければ座ることが出来ない座席なのです。

緊急脱出時の避難の方法についてはアナウンスもありますが、ダレス空港離陸の前にフランス人の客室乗務員の方に直接英語で説明も受けたので少し緊張しましたが、機内で過ごすのが予定通り7時間35分とすると、何事もなければ夕食後にアイマスクを着ければ十分に眠ることができるはず。。。

無事に離陸した後機内食の晩御飯を済ませると、ブランケットをすっぽりかけてネック・ピローを首に付けながらリース・ウィザースプーン主演のアメリカ映画「ホーム・アゲイン」を観ているうちにうとうとし始めました。どこででも眠ることが出来るというのはありがたいものです。熟睡後に目覚めるとすでに数時間が経過しており、朝食前のナプキンが運ばれていました。