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【ワシントンDC特派員ブログ 番外編 夏休み旅行記 その1】 ジョージア州へ620マイルのドライブ!

カテゴリー:お題 / イベント・行事・お祭り / ショッピング・雑貨・お土産 / 天気・気候・気温 / 文化・芸術・美術 / 自然・風景 / 見所・観光・定番スポット 投稿日:2017年8月28日

かねてから、アメリカ航空宇宙局(NASA) のウェブサイトやツイッターを始め、各メディアで、今月8月21日にアメリカで観測される皆既日食の情報が提供されていたので、興味がある人々の間では、8月21日どこで皆既日食を観察できるかという話題で持ち切りでした。ご多分に漏れず、私も、ニューヨークから帰宅し合流してくれた息子とふたりで、20日の仕事を終えた後午後10時過ぎから、東部テネシーを目指しおよそ1000キロ(621マイル)の運転を開始しました。1000キロと言えば、東京から高速に乗って下関辺りまで車で行く程の距離でしょうか。

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83号線を南下した後、今回通過したワシントンDC以南の州は、バージニア、テネシー、ノースカロライナでした。大きな州間道路では64号線と81号線を使ったので、その気になればNASAのウェブサイトでも紹介されていたケンタッキー州のパデュ-カを目指すこともできたのですが、東部で最も長く日食が観察できる都市として挙がっていたテネシー州のナッシュビルに向かっていきたいね、と息子と話し合っていたのです。午前9時前にノースカロライナ州に入ると、曇り空だったので、テネシー州の案内所で既に手に入れていた日食関連の小冊子を参考にしながら、もう少し時間をかけて雲のない空模様と太陽を探しながら運転してみることにしました。すると、数キロ先にノースカロライナ州ブライソン市の案内所のサインが見えてきました。到着した時点で立ち寄った大手のスーパーでは「日食グラスは3週間前に売り切れてそれ以降入荷できなかった。」と言われてしまったので少し心配でしたが、その案内所では大量に販売されていて、他の旅行者も列に並んで5ドルの日食グラスと20ドルのTシャツを買っていました。とても感じの良い町だったので、集落の人々が集まっている近くの野原にとどまって観察するかどうか迷いましたが、まだ午前9時前だったので、ナンタヘイラ湖(Nantahala Lake) を目指してそこで絶好の観察スポットを探すことにしました。ところが、その湖はさすがグレート・スモーキー山脈国立公園(Great Smoky Mountains National Park) の山間にあるだけあり、行けども行けども鬱蒼とした樹木に覆われていて、午後2時半過ぎの皆既日食はおろか真昼の太陽さえ拝めないのでは、と思えるような巨木が、湖畔の道路を覆い尽くしてしまっているではありませんか。


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ノースカロライナ州のガードレールのない自然のままの美しい山岳路を上ったり下ったりしているうちに、私は、あることを思い出しました。それは、20年程前に、夫と一緒にバージニア州からオハイオ州の夫の実家へ向かうドライブ旅行を計画した秋のことでした。私たちは、ブルーリッジ山脈(Blue Ridge Mountains) の紅葉を堪能しようと思い、ウェストバージニア州を経由するルートを選びました。はじめのうちはうっとりと見事な景観に浸っていたものの、愛犬と5人分のぎゅうぎゅう詰めの荷物を乗せた中古のフォード・トレーサーの小さな車内で「いつオハイオつくのー。」「オーハーイーオー。」「まーだーでーすーかー。」などと幼い3人の子ども達が騒ぎ出し、何度麓に向かって下りていってもまた山腹を目指すつくりのくねくね道でいよいよ日が傾いてくると、2時間前には確かに心から感動していたはずの絶景が急に鬱陶しく感じ始めて、思わず「一体全体この道だれがデザインしたんだろう?」と嘆いてしまいました。そのつぶやきに「山じゃないの?」と即座に返答する夫の言葉が的を得ているだけにとても虚しく、ガソリンスタンドもコンビニもない山頂付近の脇道にいったん車を停めてもらいハイパーな愛犬ジュノーを外に出すと、私は犬と一緒に山道を歩き始めました。眼下に広がるアパラチアの、晩秋を迎えたばかりの山脈が西陣の帯が放つような繊細で美しい色彩をたたえているにも拘わらず、GPSシステムも携帯電話も使っていなかった当時、どれだけの時間この山間ドライブが続くのか予想もつかない心細さと旅の疲れで、私は、文字通り途方に暮れてしまったのです。


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幸い今回のナンタヘイラ湖畔のドライブでは、途中で息子の中古車が不可解な軋み音を発し始めた以外想定外の出来事は起こらず、かつて同じようにブルーリッジ山脈のくねくね道を走行中に、後部座席で覚えたての日本語を駆使して騒ぎ「グランマの家に着くまで、絶対にいつオハイオに着くのか訊くな。」と夫に窘められていた息子が、落ち着いた表情で「2分半の皆既日食を十分に堪能するための最良の方法」を考えながら目的地を目指して運転してくれています。山間の運転なので何度か携帯電話のナビゲーターが使えなくなりましたが、それでも、私達は最終目的地として選んだジョージア州レイクモント に、午後1時過ぎには余裕でたどり着くことができたのです。皆既日食が始まる2時35分まで、まだたっぷり1時間半はありました。


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■テーマ1 【おみやげ】日食グッズ
■テーマ イベント・フェス
【データ】
スウェイン・カウンティ・ビジター・センター・アンド・ヘリテージ・ミュージアム(Swain County Visitor Center and Heritage Museum)
公式フェースブックページスウェイン・カウンティ・ビジター・センター・アンド・ヘリテージ・ミュージアム(Swain County Visitor Center and Heritage Museum)
住所:4 Everett St. Bryson City, NC 28713
☎:828-488-7857

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舞林鳥 恵

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80年代後半から日米間を往復する暮らしを始め、現在DCから小一時間の田舎町で夫とのふたり暮らしを満喫しています。カントリーライフの醍醐味をHappyNest in Americaにて配信中。ワシントンDC周辺の観光名所や魅力的な穴場スポットの情報をお届けします。 DISQUS ID @disqus_Dj9ROBhyrP

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