緑が美しい棚田 「蘭島」
和歌山県のほぼ中央に位置する有田川町には、蘭(あらぎ)島という有名な棚田があります。
和歌山でも田植えが終わり、あちらこちらで緑の絨毯が見られる時期になったので夫と行ってきました。
有田川町の絶景スポット
蘭島が見える展望台へやってきました。
道幅が少々狭い県道19号線沿いにあります。
(道の駅あらぎ里でバイパスの広い道の方へ行かず、左の細い県道を行ってくださいね。たまに間違えられる方がいられるので・・・。)
到着した時は観光客やアマチュアカメラマンが訪れていました。
私達がいる間は人が途切れることなく訪れたので、昔に比べて訪れる人が多くなったような気がしました。
展望所に身障者用の駐車場はあります。
けれど一般の駐車場やトイレはありません。
歩いて約3分の距離に駐車場とトイレがあります。
展望所から眼下に有田川に沿って半島状の棚田が広がります。
これが蘭島と呼ばれる棚田で有田川町の代表的な景観です。
平成25年(2013)10月17日に蘭島と周辺の景観が
「蘭島及び三田・清水の農山村景観」
として国の重要文化的景観に選定されました。
その他にも日本の棚田百選、和歌山県朝日夕陽百選などにも選定されています。
巨大な扇を広げたような形にも見えるし、帆立貝の形や舌の形、馬蹄型にも見える奇観の棚田です。
北海道の在住の方にも珍しいと驚かれたのですが、確かに北海道は広大な田畑のイメージがありますよね。
蘭島のルーツは明暦元年(1655)、山保田組(現在の有田川町清水地区に相当する地区)の初代大庄屋であった笠松左太夫(かさまつさたゆう)によって新田開発が行われたことによります。
現在、水田枚数は54枚で、耕作者は6軒です。
島とありますが陸続きになっています。
しかし一般の方は蘭島の中へは立ち入ることはできません。
展望所から下へ下りられる階段があるので行ってみました。
以前より生い茂っていましたが、木々の間から蘭島が見える場所がありました。
どちらかといえば上の展望所からだとパッチワークのように見えましたが、ここからだと段々畑の雰囲気が分かりやすいかしら?
こちらの画像は2008年のお彼岸に撮影した画像です。
黄金色に染まる蘭島を見たくて訪れたのですが、すでに稲刈りが始まっていて遅かったのです。
四季折々の蘭島も見てみたいなと思います。
こちらは2005年の8月に撮影した画像です。
風景はほとんど変わりませんが、まだバイパスが無かった頃なのですっきりしています。
過去の画像を見てみると夏に訪れていることが多い私たち。
「にっぽんの夏」ではないけれど、なぜか夏の風景を見に蘭島へ訪れてみたくなるのですよね。
<蘭島>
・所在地 和歌山県有田郡有田川町清水
・見学自由
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