救馬渓観音で幸せパワーをいただこう
上富田町(かみとんだちょう)の救馬渓観音(すくまだにかんのん)は、和歌山県紀南地方最大の開運厄除け霊場です。
1300年前に役行者が開山したと伝わる歴史のあるお寺です。
岩窟に建てられた欅造りの本堂
本堂前の広場に到着しました。
手前の建物ではお守りやおみくじ、お土産物などが販売されています。
販売用の鉢植えの紫陽花も並んでいます。
カラフルでとてもきれいですね。
奥に建つこちらのお堂が本堂です。
本堂背後には巨大な一枚岩があり、屋根は一枚岩と一体になっているのが分かるでしょうか?
古来、跎々鬼羅(ダダキラ)岩窟と呼ばれる巨大な岩の中に本堂が建てられています。
この岩窟は自然の波の浸食によるもののようです。
というのは、太古の昔この場所は海底だったようで今では信じられない光景ですね。
また救馬渓観音は、南紀熊野ジオパークのジオサイトに認定されています。
ご本尊は馬頭観世音菩薩で、快慶作と伝わっています。
秘仏のためそのお姿を見ることはできませんでした。
小栗判官ゆかりの救馬渓観音
救馬渓観音は、浄瑠璃や歌舞伎などで有名な小栗判官(おぐりはんかん)ゆかりの地でもあります。
妻の照手姫(てるてひめ)と湯の峰温泉へ湯治に向かう途中、突然愛馬が病に冒され動けなくなりました。
霊験あらたかなこちらの話を聞き、従者と共に参拝し祈願すると馬の病はたちまち全快し、無事に湯の峰温泉にたどり着くことができたそうです。
愛馬がここで救われたということから小栗判官は応永33年(1426)堂宇を建立し「救馬渓観音」と名付けられたと伝わっています。
本堂前には馬の像が建立されています。
私が撮影している間に夫は境内にある「あじさい曼荼羅園」に先に向かったのですが、開園時間が迫ってきたので私も急いで向かいました。
今回は紹介できませんでしたが、広大な境内には本堂のほかにも社やお堂が建立されています。
いつか表参道から来た時に、そちらと一緒に詳しく紹介できたらなと思います。
本堂の横からあじさい園へ行く参道が続いています。
あじさい園の方向にかわらけ投げの場所があります。
かわらけ投げの場所にはかわらけは販売されていないので、本堂横にあるこちらで先にかわらけを買っておきました。
一瞬夫の分を躊躇しましたが一緒に買いました。
稲荷大明神前の参道を歩いて行きます。
末広大明神をはじめ11体の眷属をお祀りされているのですが、こちらも岩の中にお祀りされているような独特の雰囲気です。
その向かいには鉢植えの紫陽花が並んでいます。
この緑色の紫陽花が珍しかったのですが名前は忘れてしまいました。
ここに特別に並んでいる紫陽花は珍しい品種なのかしら?
訪れるたびに、ちょっと変った紫陽花を見るのも楽しみです。
稲荷大明神の前を通る抜けると少し広いスペースがあり大黒堂が建っています。
大黒堂の裏に下へ降りる階段がありトイレがあります。
ここから先にはトイレが無いので注意してくださいね。
トイレの前には小さな像がお祀りされていました。
トイレの守護神烏樞瑟摩(うすさま)明王で小さな像です。
大黒堂前から上りの坂道が続きます。
坂道の左側には石段が続き、登り口に「四国八十八ヶ所 御砂踏霊場」とあります。
四国八十八ヶ所の霊場のお砂が埋められている石段を上って行きました。
最後は番外の「高野山 奥ノ院」ですよ。
実際に四国の霊場を巡ることを思えば短い距離だけれど、石段を踏破すると目の前には弘法大師像が建っていて、なぜか達成感と充実感を感じました。
その後、緑がきれいな坂道を上って行きました。
恋愛パワースポット
参道を進んで行くと「縁結びの神様」が見えてきます。
縁結びの神様は、松栄明神・白栄明神・妙白明神がお祀りされています。
男女の縁はもちろん、お金の縁や商売の縁など、あらゆるご縁を結んでくれるそうです。
鈴もですが社の前の踏み石もハートの形ですよ。
赤いハート型の縁結びの願掛け絵馬 1枚 500円
縁のはし(箸)渡し祈願札 1体300円などもありますよ。
岩盤にあるハート型のタフォニ(穴)を見つけると幸せになれるかも!
ぜひ探してみてくださいね。
話は変わるのですが、
昨年の6月15日に特派員ブログがアップされてから、早いもので1年が経ちました。
その間、心温まるメッセージをいただいたり、私はツイッターをやってはいないのですが、地球の歩き方の方でいいね!をいただいたき本当に嬉しく励みになっています。
まだまだ未熟な特派員ですが、和歌山のことをもっと紹介できるよう頑張っていきたいと思います。
訪問してくださる皆さま、これからもよろしくお願いいたします。
・あじさい曼荼羅園が開園しました。(こちら)
・紫陽花の咲く救馬渓観音へ (こちら)
<救馬渓観音>
・住所 和歌山県西牟婁郡上富田町生馬313
(あじさい曼荼羅園は救馬渓観音境内です)
・電話番号 0739-47-1140
・あじさい曼荼羅園 開園期間 6月1日~7月10日
・開園時間 9:30~16:00
・入園料 大人500円(高校生以上)、小人250円(小・中学生)
・救馬渓観音HP http://www.sukuma.or.jp/
※ あじさい曼荼羅園のフェイスブックとブログで紫陽花の開花状況をお知らせされています。
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