樫野に建つ騎馬像は。
第一次世界大戦後、分割占領された祖国解放に立ち上がったムスタファ・ケマル・アタテュルクは、指導者としてこの戦争を勝利に導いたトルコ国民の偉大な英雄である。(説明板より)
エルトゥールル通り
トルコ軍艦遭難慰霊碑より「エルトゥールル通り」を歩いてきました。
異国情緒を感じさせる通りの名前です。
画像は昔のものですが、駐車場から続くこの遊歩道をエルトゥールル通りと言います。
道中にはトルコ雑貨のお店やトルコアイスの販売もありますよ。
遊歩道沿いの大きな説明板のある辺りから灯台のエリアという雰囲気になります。
緩やかな坂を歩いて行くと目の前に広がる空と広場。
自然があって広々としているので、大島の気候もあってかのんびり、ゆったりとした気分になります。
真っすぐな道の向こうに樫野崎灯台が見えています。
灯台はもうすぐ。
ムスタファ・ケマル・アタテュルク騎馬像
灯台の手前の広場左に大きな銅像が建っています。
こちらの銅像がトルコ建国の父といわれているムスタファ・ケマル・アタテュルク騎馬像です。
なぜこんな所に騎馬像が?
トルコつながりで?
と思われる方もいられるかもしれませんが、
トルコ共和国の初代大統領であり、エルトゥールル号殉難将士の墓域の大改修と新しい慰霊碑の建立を決定した方なのです。
詳しい経緯は省きますが、もともとこちらの騎馬像は新潟へトルコ政府から寄贈された像でした。
エルトゥールル号の遭難120年に当る年にさらなる両国の友好と発展を祈って駐日トルコ共和国大使館より串本に寄贈・移設されました。
『本像の串本町への寄贈・設置にあたり支援をいただいた駐日トルコ共和国大使館、日本財団をはじめとする多くの方々深甚の感謝を捧げるものである。』と説明板には書かれており、多くの方々のおかげでこの地に移設されて本当に良かったなと思います。
また夫のブログ繋がりで新潟にお住まいの方も、こちらに移設されて喜ばれている風でした。
手綱をひき、右手を指すムスタファ・ケマル・アタテュルク騎馬像は、今はこの樫野の地に立派な姿で建っています。
*トルコとの友好の証 「トルコ記念館」の記事はこちら
*トルコ軍艦エルトゥールル号の遭難慰霊碑の記事はこちら
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