名手酒造のレトロな展示が見られる資料館

公開日 : 2018年02月28日
最終更新 :
筆者 : 麻巳子

温故伝承館(おんこでんしょうかん)は、創業慶応2年の名手酒造(なてしゅぞう)さんが所蔵されている昔のお酒造りの道具や資料などを展示した資料館です。

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昔の酒造店のようす

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黒牛茶屋の向いに温故伝承館が建っています。

白壁に黒い板壁、お酒の看板、大きな酒林(杉玉)が吊られた建物なのですぐわかります。

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見学の申し込みは、向かいに建つ黒牛茶屋さんで申し込みます。(有料)

工場見学の場合は事前予約が必要ですが、こちらは営業していれば随時見学ができます。

けれど、年末はお酒の販売の方が忙しいので見学はできませんでした。

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館内に入ったところは昔のお酒の小売風景があります。

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昔のお酒の小売店は、通い徳利(酒屋さんが徳利を貸し出して、それに欲しい量のお酒を詰めて販売)で量り売りが中心でした。

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店から奥へ続きます。

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すぐ右側の部屋は「蔵人会所」です。

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米俵を乗せた馬力車が目を惹きます。

昔の輸送機関の馬車に、お酒の原料米やお酒などの運搬に使用されたものです。

牛車の車輪や牛のわらじといった馬具なども展示されています。

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羅牟比岐(らんびき:焼酎蒸留器)

明治の頃、名手酒造さんでは焼酎も製造されていました。

この製造器具は珍しいようですね。

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建物と建物の間、中庭のような空間がある場所に大きな壺が並んでいました。

屋根の無い場所なので雨水を溜める水瓶?なんて思ってしまいました。

またこの中庭があることから、実際は2軒の建物のようにも思え気になりました。

レトロな玩具や生活用品の展示

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玄関を入った左側のスペースは、主に名手家が使用したものが展示されています。

こちらは昔の生活用品の展示コーナーです。

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ミシンや蓄音機などアンティーク物が並んでいます。

懐かしいと思われる方やご家庭のどこかで眠っている方もいられるかもしれませんね。

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こちらのスペースには明治以降の教科書や玩具が展示されています。

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展示物の一部ですが、玩具がかわいらしいですね。

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2階にも展示室があります。

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昔の帳場です。

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中を覗いてみました。

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これらの他にも、昔の酒器や大手酒造会社のレトロな看板など懐かしいと思えるような展示物がたくさんありました。

次はメインである昔の酒造りの紹介です。

<名手酒造>

・住所 和歌山県海南市黒江846

・電話番号 073-482-0005(平日)、073-482-1115(休日)

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