熊野本宮大社の宝物殿

公開日 : 2017年07月09日
最終更新 :
筆者 : 麻巳子

熊野本宮大社に参拝した後は、

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授与所近く、石段そばに宝物殿があるので、訪れてみたいところです。

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入口に常陸宮殿下の御愛用ヨットが置かれています。

説明板には、昭和23年神奈川県の浦和ドッグで建造されたもので、宮様が葉山の御用邸で少年期から青年期にかけて御愛用されたヨットだとあります。

以前からずっと気にはなっているのですが、なぜそのような物がこちらに・・・。

今度機会がありましたら、聞いてみたいと思います。

センターボード艇、全長6メートル、マストの高さ約10メートルの木造船。

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宝物殿内は撮影禁止なので画像は無いです。

印象に残っているのは、入ってすぐの大きな

・鉄湯釜

奈良の東大寺にある「鉄湯船」についで日本で2番目に古い釜です。

これは以前、煮沸した湯を竹笹を用いて参拝者に振りかけてお祓いを行った湯立神事に使用されていたものと考えられているそうです。

熊野三山それぞれに同様の釜が存在していたはずらしいのですが、原型を留めているのはこの釜だけだそうです。

あまり記憶が無いので、パンフレットやホームページより抜粋で申し訳けないのですが・・・

熊野本宮大社の主な宝物とポイントは、

・熊野本宮并諸末社圖繪・・・旧社地・大斎原に本社・末社すべての社殿が完成したことを記念して、全景描かれたものではないかと考えられている絵図。

・豊臣秀頼が奉納した神額・・・額の中心部を残すだけですが、向かって右に昇龍、左に降龍を配した木製額。龍は金色であった。

・熊野本宮八葉曼荼羅・・・本宮の本地仏の阿弥陀如来を中心に「中台八葉院」とよぶ独創的で特徴的な構成である曼荼羅。

これを用いて比丘尼(びくに)が絵解きを行いました。

・熊野本宮大社が所蔵している能面・・・所蔵は27面、男系や鬼神系が少ないのが特徴。

・擬宝珠(徳川頼宣奉納)・・・旧社地大斎原に掛かっていた幅5メートル、長さ34メートルの「高橋」と呼ばれる太鼓橋の高欄親柱についていたもの。

橋が明治22年の水害で流出し、12個あった擬宝珠も現在は3個を残すのみ。

他にも展示物があり、年間4回展示替えが行われています。

宝物館は平屋でいつ開館されたのかは分かりませんが、昭和の建物といった感じです。

館内はそれほど広くないので、ザッと見るなら10分もかからないかもしれませんね。

興味のある方がじっくり見ると1時間ぐらいの所要時間のようです。

<熊野本宮大社宝物殿>

・拝観時間 10:00~16:00

・拝観料 大人300円、小人100円

・休館日 不定休(ほぼ無休)

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