バスク名物シードラ*Sagardoを飲もう

公開日 : 2019年03月31日
最終更新 :
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先日バスク名物のシードラSidraを飲みにアスティガラガAstigarragaへ行って来ました。サンセバスティアンから車で15分程の小さなバスクの田舎町Astigarragaは人口僅か4千人程の町ですが、バスクシードラのメッカと呼ばれるほど、シードラの醸造所が集結している場所です。

アスティガラガでは古くから林檎の栽培が盛んで、バスクの漁師達は長い船旅にワインの代わりにシードラを沢山船に積んで漁に出ていたそうです。当時バスクの漁師はクジラを捜し求め、遠くはカナダ付近まで漁に出ていたそうです。クジラの油は当時とても大切な資源だったのですね。

シードラ*Sidraはバスク語でSagardo/Sagardoaサガルドと呼ばれ、シードラの醸造所をSagardotegiサガルドテギと呼びます。

日本だと、サイダーやシードルと呼ばれていて、飲んだことのある方も多いかもしれません。

スペインのシードラ*Sidraの主要な産地は、アストゥリアス州とバスク州、バスク州のシードラは砂糖やガスを入れないので、アストゥリアス州のシードラと比べると、ナチュラルで酸味が強いことが特徴です。

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醸造所サガルドテギでは、樽から直接シードラを注いで飲む事が出来ます、その際に写真の樽から離れた位置にコップを準備して、エスカンシアールと呼ばれる注ぎ方でコップに注いでもらいます。高い位置からシードラを注ぐ事で、より酸素を含み美味しくなる為に行われます。

サガルドテギでは、食事の提供もしています、もちろんシードラに合うお料理が中心で、主にタラのスペインオムレツ、バスクボーンステーキ*チュレトンを提供する所が多いです。シードラは飲み放題の所が殆どですので、色々な樽からシードラを試飲する事もサガルドテギの楽しみ方の一つですね。

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