ラオス北端ポンサリー⑥スローボートで南へ下る
ウー川(Nam Ou)はラオス最北端、中国国境の山岳地帯を発して、ポンサリー県からムアンクア、ノンキャウなどの街々を南下し、ルアンパバーンでメコン川に合流する全長600キロを超えるラオス北部の動脈です。物資運送としても重要ですが、その両岸の景観は人気抜群のツーリスト・スポットになってきました。
朝6時、ポンサリーの街から乗合トゥクトゥクで10分、まず、ハッサ行きのバス乗り場に移動します。町はずれのバス乗り場から舟乗り場のハッサ(Hatsa)へこのミニ・バスが運んでくれます。
ハッサへの道は工事中でした。前日の午後、ポンサリーはわずか15分間でしたが10メートル先がかすむほどの土砂降りの雨が降りました。その影響でしょうか、崖を曲がるたびに中国製のバスはタイヤを滑らせます。何だか遊園地の乗り物に乗っているようなスリルに富んだ1時間でした。
ハッサ発ムアンクア行きのボートです。全長30メートルほどの小舟に船頭と助手が操舵します。舟は9時に出発しました。
ハッサからのスローボートは座席に30番までの番号がふられていましたが、乗船したのは地元の人4人とドイツ人のカップルなど、合わせて8人。中には板の座席に衣類を敷いて寝そべる人もいるくらい、ゆったり座って景色を楽しめました。
朝9時に出発した舟は5時間かけてムアンクアに着きました。ムアンクアは交通の要所で大きな街でした。長いつり橋とフェリーボートが観光ポイントです。この街でツーリストは1泊します。
翌日、同じウー川をさらに下り、ムアンゴイを目指しました。出発したボートは、切り立った両岸の絶壁を次々に川面に写しだす素晴らしいパノラマを楽しませてくれました。
ムアンクアから4時間、午後1時、岸辺に小さな村が見えてきました。ウー川でいちばん欧米人に人気のムアンゴイです。
さて、ムアンゴイはどんな村なんでしょう。楽しみです。
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