実はオーストリア発祥!? ウィーンのおいしいクロワッサンを紹介!

公開日 : 2020年09月05日
最終更新 :

2020年も9月に入り、食欲の秋ももうすぐ!ということで今回は、おいしいパンのお話。ウィーンのパン屋さんやカフェでの朝ご飯人気ナンバーワンのクロワッサンを紹介します。

フランス語で三日月を意味するクロワッサン。バターがたっぷり練り込まれたこのフランス発祥のパンは日本でも大人気ですが、実はその起源は13世紀に権力を握っていたハプスブルク家の都ウィーンという説もあるんです。

これがクロワッサンの起源と言われているオーストリアのパン、Kipferl(キプフェール)。形は三日月そのものです。クロワッサンのようなペイストリー生地ではなく、触感はロールパンに似ていて柔らかくふわふわ。老若男女問わず人気のほんのり甘いキプフェールは、そのまま豪快にかぶりついても、バターとジャムを塗って食べてもよし。

Kipferl.jpg

オーストリア発祥かフランス発祥かの真相はさておき、バターの香りがたまらないクロワッサンはウィーンでも大人気。私がおすすめしたいのは、ウィーン市内にあるベーカリーのこのクロワッサンたち。

Croissant.jpg

左から、まずはベーカリーカフェ「Felzl」(フェルツル)のアーモンドクロワッサン。たっぷりのアーモンドクリームがサンドされていて、外はカリカリ中はフワフワの、病みつきになるクロワッサンです。

Felzl.jpg

次は、以前のブログでも紹介した2019年オープンしたばかりの、人気ベーカリー「Öfferl」(ウッフェール)の胡桃クロワッサン。中に挟まれた胡桃ペーストのリッチな風味がたまりません。

Öfferl.jpg

そしてこちらは「Joseph Brot」(ヨセフブロート)のチョコレートクロワッサン。中のチョコレートは、オーストリアはシュタイヤーマルク州にあるZotter社のもの。温めて食べるとさらにクリーミーになり絶品。

Joseph.jpg

最後は、こちらも以前紹介したフレンチベーカリーParémi」のpain au chocolat aux amandes(アーモンドチョコレートクロワッサン)。ヴァローナ社のチョコレートとアーモンドペーストが挟まれた、これ以上にないリッチ感たっぷりのクロワッサンです。

Paremi.jpg

ほかにも季節ごとに、初夏にはアプリコットジャムが挟まれたクロワッサンや、秋には栗ペーストが入ったものまでバラエティにあふれたクロワッサンが登場します。コーヒーにもピッタリなおいしいクロワッサンを食べながら、ハプスブルク家の歴史を味わうのもいいですね!

筆者

オーストリア特派員

雅碧 Léontine

大学卒業後は外務省に勤務した後、ドイツ・オーストリアに拠点を移し始める。現在はウィーンで翻訳業等に勤しみながら、オーストリア人の夫、愛娘たちとアクティブに暮らす。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。