ウィーンのワイン酒場、Heuriger(ホイリゲ)で長い夏の夜を味わおう!
夏になると夜遅くまで明るい時間が続き、オーストリア人はそれに合わせてカフェやレストランのテラス席での一杯を楽しみます。特にウィーンのワイン酒場、「Heurige」(ホイリゲ)もにぎやかに。
今回は、驚くほど安くておいしいオーストリアの自家製ワインのお供におすすめなホイリゲ料理を紹介します。
ホイリゲでは基本的に料理は量り売り。ショーケースにずらりと並べられたおいしそうなハムやチーズ、サラダを好きなだけ注文し、お皿に盛ってもらいます。何だかわからないものでも指を差して「Was ist das?」(ヴァス イスト ダス? これ何?)と聞くと、ていねいに説明してくれます。
量り売りだと気になるのがその値段。でも大丈夫。ホイリゲはワインも料理も驚くほどの低価格。これだけ食べたのに!と驚くことがほとんどです。会計は注文の都度のホイリゲもあれば、最後にまとめてのところも。
一番食べやすいのがいろいろな種類のペースト・スプレッド、Aufstrich(アウフシュトリヒ) 。卵サラダのような定番のEieraufstrich(アイヤーアウフシュトリヒ)や、パプリカを使ったLiptauer(リプタウアー)など、ちろんどれも自家製でパンにとてもよく合います。
ホイリゲによって味わえるペーストもさまざまなので、数ヵ所をはしごして食べ比べるのもおすすめです。豚バラのベーコンから作られた油ペースト、Grammelschmalz(グラメルシュマルツ)という、不健康な響きのペーストもあり、これがまた美味!毎日食べる訳ではないので、せっかくホイリゲに来たからにはトライしてほしい一品です。
これは数あるソーセージのうちのひとつ。サラミのように硬いソーセージなので、パンにのせて食べやすいように一本を薄切りにしてくれました。
チーズの種類も豊富で、柔らかくクリーミーなものからハード系までいろいろ。ワインが進みます!
おつまみ系だけでなく、温かい料理も充実。すでにできあがってショーケースに並べられている肉類を選んだり、メニューの中からスープやその他にもメインの料理を注文することができます。
こちらは鶏レバーのフライ。カリッと揚げたて熱々のレバーにレモンを絞り、自家製タルタルソースを絡めて食べると最高です。
ウィーンの夏の長い夜はぜひホイリゲへ。おいしいワインと一緒にオーストリア料理をお試しあれ!
筆者
オーストリア特派員
雅碧 Léontine
大学卒業後は外務省に勤務した後、ドイツ・オーストリアに拠点を移し始める。現在はウィーンで翻訳業等に勤しみながら、オーストリア人の夫、愛娘たちとアクティブに暮らす。
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