ウィーン旅行がまだ無理でも、オーストリアの伝統菓子を家で簡単に!Apfelstrudel(アプフェルシュトゥルーデル)を作ろう!

公開日 : 2020年07月15日
最終更新 :

新型コロナウイルスの感染が落ち着いてきた現在も気軽に海外旅行とはいかず、夏休みも始まるこの時期、まだ渡航禁止になっている国がほとんどで悲しくなってしまいますね。今回は、ウィーンには行けなくても日本でも簡単に作れるオーストリアの伝統菓子、アプフェルシュトゥルーデルを紹介します。

アプフェルシュトゥルーデルは、小麦粉、水と油から成る生地を薄く伸ばし、りんごのフィリングを包んで焼いたお菓子。その歴史ははるか15世紀にまで遡り、オリジナルはアラビア半島から伝わり、バクラヴァのようなお菓子だったと言われています。それがウィーンにもたらされ現在のアプフェルシュトゥルーデルとなり、今では市内のいたるところで食べることができる人気の伝統メニュー。

これが材料です。

Ingredients.jpg

シュトゥルーデルは生地が命! なんと言っても薄さが大事。下が透けて見えるほどまで伸ばします。

Dough.jpg

生地ができたらフィリング作り! 主役のりんごのほかに使うのは、バターでカリカリにローストしたパン粉と、シナモンパウダー、砂糖を合わせたシナモンシュガー。

Powders.jpg

まずは生地にローストしたパン粉を敷きます。

Dough 1.jpg

その上から、薄切りにしたりんごを並べていきます。

Dough 2.jpg

そして最後にシナモンシュガーを上からトッピング。

Dough 3.jpg

りんごは煮詰めたりしなくていいのでいたって簡単なフィリングです。レーズンも入るのが伝統レシピですが、好き嫌いが分かれるのでカフェやレストランでは入れないことも。

Filling.jpg

ここからは少し至難の業! いよいよフィリングを生地で包んでいきます。手前からていねいに巻いていく際、キッチンタオルなどを使うと楽ですよ。

Dough Rolling.jpg

包み終えたら、焼き色をつけるため卵黄液を表面に塗ってあとは焼くだけ!

Dough done.jpg

焼き上がりはこんな感じ。

Dough Baked.jpg

いざカット! 甘酸っぱいりんごとシナモンの香りがキッチンを満たします。

Cut.jpg

熱々のバニラソースをかけて、Mahlzeit! また自由に旅行ができる日が早く訪れますように!

Apfelstrudel.jpg

筆者

オーストリア特派員

雅碧 Léontine

大学卒業後は外務省に勤務した後、ドイツ・オーストリアに拠点を移し始める。現在はウィーンで翻訳業等に勤しみながら、オーストリア人の夫、愛娘たちとアクティブに暮らす。

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