今が旬!オーストリア特産アプリコットを使ったMarillenknödel(マリレンクネーデル)はこんな料理!
ウィーンでは6月の今がまさに旬のアプリコット。オーストリアではMarillen(マリレン)と呼ばれており、鮮やかなオレンジ色の果実はとってもジューシー。そのままでも美味しいアプリコットは、他にもジャムやリカーにしたり、ペーストリーとして楽しんだりと食べ方は様々。
今回は、オーストリアで特に人気のデザートMarillenknödel(マリレンクネーデル)、アプリコットのお団子を紹介します。
アプリコットは、世界遺産にも登録されているオーストリア北部はドナウ川添いのヴァッハウ渓谷産のものが特に有名です。この時期になるとヴァッハウ渓谷の村々ではアプリコットのアイスクリームや、お土産に最適なジャムやリカーが一斉に売り出されます。
Marillen Webcamなんていうウェブサイトもあり、ヴァッハウの現在のアプリコットの様子をライブで見ることもできます!
ウィーンでも今、市場やスーパーにアプリコットがたくさん並び、レストランやカフェのメニューにも「Marillen」の文字が至る所に。これはベーカリーチェーンAnker(アンカー)のアプリコットを使ったスイーツの宣伝。一年に一度の旬の時期、見逃せません!
マリレンクネーデルはオーストリアやチェコの伝統料理。クネーデルと呼ばれるお団子の生地の中にアプリコットが入っています。生地の主な材料は、小麦粉やフレッシュチーズ、ジャガイモがありますが、我が家では一番モチモチ感のあるジャガイモを使います。これが材料。
クネーデル生地には、茹でたジャガイモの他に、パスタの材料としても使われるセモリナ粉を使います。
皮ごと食べてもジューシーなアプリコットは、中にある大きな種を取り除いておきます。
生地ができたらいよいよアプリコットを包み、お団子を茹でていきます。
最後に上からトッピングするこの粉は、なんとオーストリアのパン粉!バターでローストしカリカリに仕上げたパン粉は、クネーデル生地とジューシーなアプリコットに絡み、たまりません。
きつね色になるまでローストします。バターの香ばしい匂いがそこら中に。
盛り付けたら仕上げに粉砂糖をふって出来上がり!6月のウィーンではアプリコットを食べ逃しませんように!それではMahlzeit!(マールツァイト)いただきます!
筆者
オーストリア特派員
雅碧 Léontine
大学卒業後は外務省に勤務した後、ドイツ・オーストリアに拠点を移し始める。現在はウィーンで翻訳業等に勤しみながら、オーストリア人の夫、愛娘たちとアクティブに暮らす。
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