さらなる規制緩和!5月のウィーン
オーストリアではすでに数週間前から1日の新型コロナウイルス感染者数が100人を下回り、政府の対策に効果が見られていることから、5月から外出規制が緩和されています。実際に5月に入ってからも毎日の感染者数は50人を下回っています。
先月までは、同居人のみとの外出が許可されており、レストランやカフェはもちろん、大部分の店舗が休業しており、街中はまるでゴーストタウン状態でした。
今月からは、同居人以外の人と会うことや、複数店舗の営業再開、また、限られた教育機関の再開が許可されるなどの規制緩和が実施されています。
これは先週土曜日のウィーンのショッピングストリート、Mariahilfer Straße(マリアヒルファー通り)の様子。天気がよく、買い物だけでなく散歩する人やのんびりとサイクリングを楽しむ人が戻ってきています。
マリアヒルファー通りのショッピングセンター、Gerngross(ゲルングロス)付近。普段の週末は人が行き交い混雑するこの場所も、まだまだ人通りが少ないですが、それでもにぎやかさを取り戻しつつあります。
とはいっても店内でのマスク着用は義務づけられており、他人との間隔は1mを保持するなどのルールは引き続き守ることが条件。ここはある雑貨屋。今やどの店舗にも壁や床に貼り紙がされています。
現在発表されている今後の規制緩和として、5月中旬頃にはいよいよレストランなどの飲食店の営業再開が見込まれているとのことですが、この場合も条件付きでの再開。
それでも状況が改善していることに間違いはないので、物事の明るい面を見て皆さま引き続き体調管理をお忘れなく!
筆者
オーストリア特派員
雅碧 Léontine
大学卒業後は外務省に勤務した後、ドイツ・オーストリアに拠点を移し始める。現在はウィーンで翻訳業等に勤しみながら、オーストリア人の夫、愛娘たちとアクティブに暮らす。
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