暑い夏にウィーンでしか味わえない!フォトジェニックなヴィーガンアイス"Veganista"

公開日 : 2019年08月11日
最終更新 :

日本ではマクロビオティックが流行るこの頃ですが、2018年の調査によると、オーストリアでは人口の10%がヴェジタリアン、またはヴィーガンとして暮らしています。さらに、15%が一時的に動物性食品を避けた生活を意識しているそうです。この調査結果からオーストリアは、菜食主義者の割合が最も高い諸国に分類されています。

そこで今回紹介したいのが、動物性食品を一切使わずに作られたヴィーガンアイスクリームのお店、Veganista。20年以上ヴィーガンとして生活してきた姉妹2人によって2012年に始められました。

Veganistaのアイスクリームは動物性食品、つまりは普通のアイスクリームを作る過程では欠かせない生クリーム、牛乳等が一切使われておらず、代わりに豆乳やアーモンドミルク、ライスミルク、ココナッツミルク等をベースとして作られています。また、砂糖の代わりにアガベシロップやメープルシロップを使用しており、糖分も控えめ。そのため、仕上がりは爽やかであっさりなのですが、そうかと言って物足りないということは全くなく、食材の味がうまく引き出されており、何と言っても豊富な種類が魅力的でリピートしてしまうこと間違いなし!私はウィーンでVeganistaに出会ってから、味の濃いハーゲンダッツ等のアイスを一度では食べ切れなくなりました。

Veganista Entrance.png

そして何とも素晴らしいのが、毎朝スタッフたちがアイスを全種類手作りしているんです。人口調味料、その他既製品は一切使われていない無添加アイスに、できる限りオーガニックの地元食材を取り入れるという、「Ehrliches Eis (正直なアイス)」をモットーにしています。

Veganistaのアイスの魅力は、他にはない珍しい食材を使ったアイスを味わえること。スパイスのカルダモンを使ったアイスや、ローズマリーとパインナッツ、他にもレモングラスやバジルにラベンダー味等、どれにしようかとショーケースを目前に毎回迷ってしまいます。食材の自然な色が鮮やかに引き出されたフォトジェニックなアイスは、数種類を組み合わせて頼むのがお勧めです。約20種類あるアイスのうち1~2種は日替わりで登場することもあるので、どんなフレーバーに出会えるかはその日のお楽しみ!

Ice Cream Kinds.png

これは左がプラリネで右がクッキー。個人的にチョコレート系統が好みなのですが、もちろん定番の苺や、暑い夏にピッタリのパイナップルやライチ等のフルーツ系や、上でも紹介しスパイスやハーブを使ったアイスがずらり。先日訪れた際には、なんとオーストリアでは珍しい柚子フレーバーもありましたよ。日本の柚子を思い出して少々気持ちが揺れましたが、やっぱりこの日はこれで!

Praline and Cookies.png

Wiener(ウィーン人)の間でブームのVeganistaはまだまだ展開中で、現在ウィーン市内にあるのは8店舗。イートインスペースもありますが、オーストリア人流の食べ方は外を歩きながらペロペロ。残念ながら観光地の集まるウィーン1区にはまだ店舗がありませんが、中心地に近い店舗もあり、もしかしたらウィーンにお越しの際には新たな店舗ができているかもしれないので、暑い夏に癒しのヴィーガンアイスをどうぞ!

ウィーン1区に一番近くて便利なVeganista、Operngasse店は、カールスプラッツ駅から徒歩5分程。

Opern Gasse Entrance.png

ロゴが可愛いスタンプカード。たくさん食べて無料アイスをゲット!

Stamp Card.png

住所:

Neustiftgasse 23, 1070 Wien

Margaretenstraße 51, 1050 Wien

Alserbachstraße 5, 1090 Wien

Taborstraße 15, 1020 Wien

Ungargasse 55, 1030 Wien

Amerlingstraße 19, 1060 Wien

Döblinger Hauptstraße 57, 1190 Wien

Operngasse 34, 1040 Wien

筆者

オーストリア特派員

雅碧 Léontine

大学卒業後は外務省に勤務した後、ドイツ・オーストリアに拠点を移し始める。現在はウィーンで翻訳業等に勤しみながら、オーストリア人の夫、愛娘たちとアクティブに暮らす。

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