アイスカフェのちょっと珍しいバリエーション、ゲリュールター・ヴィーナー・アイスカフェ

公開日 : 2020年08月22日
最終更新 :

オーストリアの夏の風物詩、ウィンナーアイスカフェ(アイスクリームとホイップクリームののった冷たいウィンナーコーヒー)については、このブログで何度も紹介していますが、本日はそのバリエーション、Geruehrter Wiener Eiskaffee(ゲリュールター・ヴィーナー・アイスカフェ)を紹介したいと思います。

Landtmann-melange-600uts.JPG

まずは、こちらがウィーンっ子が一般的に飲む、代表的なウィンナーコーヒーのメランジェ。

エスプレッソと温かいミルクが半々で混ぜられ、上にミルクの泡がトッピングされています。

Cafe-mozart-franziskaner-600.jpg

次は、オーストリア人以外の外国人(日本人含む)が想像する、「いわゆる」ウィンナーコーヒー。

フランスでも、カフェ・ヴィエノワ(ウィンナーコーヒー)と呼ばれています。

この写真のコーヒーは「フランツィスカーナー」というもので、40種類ほどもあるウィンナーコーヒーのひとつ。

内容はメランジェとほぼ同じですが、ミルクの泡の代わりにホイップクリームがふわりとのせられ、さらに削ったチョコレートがトッピングされてるのが一般的です(この写真はスライスアーモンドのアレンジとなっていますが......)。

Eiskaffee-imperial-a.JPG

夏のウィーン名物、ウィンナーアイスコーヒー。

これはただの冷たいコーヒーのことではなく、ドイツ語のアイス(アイスクリーム)+コーヒー(エスプレッソ)のことで、前述のとおり、少し薄めた冷たいエスプレッソにもれなくヴァニラアイスクリームを入れ、上にホイップクリームとワッフルがトッピングされたもの。

Geruehrter-Eiskaffee-400.JPG

さて、ようやく本日のお題、ゲリュールター・ヴィーナー・アイスカフェです。

これは直訳すると、「かき混ぜられたウィーン風アイスカフェ」を意味し、その名の通り、エスプレッソとアイスクリームが混ざったフラッペのような、ドリンク兼デザートのコーヒー。

こだわりのあるレシピなどでは、ただのコーヒとヴァニラアイスのミックスではなく、コニャックやブランデーなどの蒸留酒やアイヤーリキュール(卵黄から作られるクリーム状のリキュール)なども入れて風味を楽しめるようになっているようです......が、私はまだそのようなグルメなゲリュールター・アイスカフェに出会ったことがございません(笑)

昨今、人気の上昇とともにゲリュールター・アイスカフェを出すカフェは増えつつあるものの、通常のアイスカフェに比べるとちょっと珍しいバリエーションとなっています。

メニューで見つけたら、チャンスだと思ってぜひ飲んでみてくださいね!

筆者

オーストリア特派員

ライジンガー真樹

オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。