クラシカルな本物の馬車に交じってモダンで怪奇な馬の銅像が!
こちらのブログで紹介しようと思いつつ年を越してしまったのですが、昨年ウィーン保父ブルク王宮前のミヒャエル広場に突如出現したのがこちら。
エレガントな雰囲気を纏いながらもどことなく怪奇さを感じさせるこの馬の銅像は、ポーランド人アーティストのAndje Pietrzyk氏によるもので、高さ9m、重さは16トンにも及ぶのだそう。
以前ウィーン特派員ブログでも紹介したカール大公のものを筆頭に、ミヒャエル広場をはじめとするホフブルク王宮の敷地は騎馬像の宝庫。(参照記事「ホフブルク王宮にある奇跡の騎馬像とは」)
そんな数々の勝利の歴史と確固たる未来を人々に思い起こさせる騎馬像群に交じり、台座も騎手も一切なしという、一種異例のこちらの銅像は、「歴史と民主主義」という根っことへその緒によりふわりと空に浮かびあげられており、勇気・自由・偏見の克服が表現されているのだとか。
最初はその奇抜な外見に興味がひかれましたが、思いのほか深いコンセプトが織り込まれていたようです。
残念ながらこちらの展示は既に終了してしまいましたが、ウィーンではいつもどこかしらで、こうしたおもしろいストリートアートを見かけることができます。
また何か見つけた際にはこちらでお知らせしますね!
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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