美女親子そっくり対決!女帝マリア・テレジアと王妃マリー・アントワネット
オーストリアと言えば、神聖ローマ皇帝を代々輩出したハプスブルク家とは切っても切れない縁がありますが、今回はその中でも取り分けて有名な母娘、神聖ローマ皇后マリア・テレジアと、その娘であり、ルイ16世に嫁いでフランス王妃となったマリア・アントーニア(マリー・アントワネット)の美しい面立ちを比較してみたいと思います。
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以下、親子の肖像画を一緒に見て行きましょう。
どちらも青いドレスに身を包み、アッシュブロンドの髪、白い肌に上気した頬、それに薔薇の花を手に持つさままでが瓜二つ。
随分と大人びた表情をしていますね!
このお方が後に、皇族としては当時珍しく意中の相手を無理やり夫にする恋愛結婚を実現させるのかとか、オーストリア継承戦争では侵略相手のプロイセンに猛然と牙をむいた果敢に応戦したのだとか、どすこい母ちゃんになる16人も次々に子供を出産していくのかとか.........、様々な想像が膨らみます。
そうやって再度肖像画を見返してみますと、なるほど、10歳の割には既に強い自我の片鱗の様なもの、いえいえ、聡明さと貫録がはっきりと見て取れます。
長女だった母親に比べると、16番目と言う序列のせいなのか、茶目っ気のある表情をしていらっしゃいます。それを鑑みると、当時若干10歳だった母親の方が、ずっと責任感のありそうな面持ちですね!
ただし、気の強そうな微笑みは親子共通!?
お次、お顔の部分を拡大してみますと・・・。
細面の輪郭にブルーグレーの瞳、まぶたの形と眉のカーブ、小さくふっくらとした唇の形もやはり酷似しています。
手だって負けてはいられません!
どちらも脂肪のたっぷりと付いた、白くてふくよかな質感。
腕や手の形自体も似ていますし、小指だけ立てたポーズもまたそっくり。
本当にこの母娘がここまで似ていたのか。
それともあらゆる画家たちが当時の美の基準に照らし合わせて、母娘の顔を修正しながら描いたため、
誰が表現しても自ずと似たような顔立ちと雰囲気に仕上がってしまったのか。
何れにしろ真相は既に闇の中。
だからこそ、後世の人間がこうやって想像を膨らませながら楽しむこともできるのですが(笑)
マリア・テレジアの夏の離宮であった、ウィーンのシェーンブルン宮殿。
娘のマリー・アントワネットが嫁いだパリ郊外のヴェルサイユ宮殿。
どちらも訪れる機会のある方は、是非この美人母娘の肖像画を見比べてみて下さいね!
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筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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