トラゲットでベネチアの町を上手に散歩しよう!

公開日 : 2020年01月30日
最終更新 :

みなさん、こんにちは! パドゥーラ恵です。

車が通れない水の都ベネチアでは、"歩くこと"と"船に乗ること"が基本の移動手段。

最初のブログでもご紹介したように、水上バスや水上タクシー、観光ゴンドラと移動手段はいくつかあるもののベネチアの町の中心をと通る大運河には3ヵ所しか橋がかかっていません。

ちょっと向こう側に渡りたい! という時に便利なのがトラゲット(Traghetto)です。トラゲットは見た目は観光ゴンドラとほぼ同じなので、ちょっとしたゴンドラ気分を味わうことができます。

ただ、観光ゴンドラと違って、ゆっくり座るクッション付きの椅子はありません。立って乗る人もいますし、犬も乗ります。メルカートで買い物袋を掲げた人たちも乗りますし、もちろん観光で来ている人たちも乗ります。

blog20__1.jpg

大運河にはトラゲット乗り場が7ヵ所あります。季節によって、また天候によってトラゲットの運行状況は変わりますが、基本的に朝7時半から18時半まで運行しています。時刻表はなく、ゴンドリエーレ(ゴンドラを漕ぐ人)がある程度の人数が集まったら、向こう岸に渡るというスタイルです。

blog20_4.jpg

トラゲット乗り場案内と運行時間表

2019年10月1日~2020年3月31日まで 7:30~18:30

2020年4月1日~2020年9月30日まで 7:30~19:00 

私の住んでいるリアルト橋の近くのメルカート(魚市場)にもトラゲットがあり、よく利用します。

料金はベネチア住民は0.7ユーロ(片道)、観光で来ている方々は2ユーロ(片道)です。金額だけでみると観光ゴンドラに比べてとっても安いですよね。

水面ギリギリまで階段を下りて、ゴンドラに乗ります。

blog20_2.jpg

料金は乗る時にゴンドリエーレさんに直接現金で支払います。

blog20_7.jpg

前と後ろ2人のゴンドリエーレさんがゆっくりとゴンドラを漕ぎ始めます。

座ってもいいし、立ってもいいし・・・

何度も乗っているので、慣れているのもあり、ちょっと揺れるのも楽しいです。

息子のお気に入りの席は、一番奥のゴンドリエーレさんの近くに座ること。

霧が強い日の夕方、私と息子と友人だけの乗船だったので、記念に撮ってもらいました。

blog20_9.jpg

トラゲット乗り場と、ゴンドラ乗り場が一緒になっている場合もあります。「ゴンドラ?」と聞かれると思うので、「トラゲット」に乗ると伝えた方が良いと思います。

blog20_3.jpg

場所は地図を参考にしたり、宿泊ホテルに聞いて確認してから行くのがおすすめです。

いかがでしたか? 今回はベネチア住民の足、トラゲットをご紹介しました。ベネチアならではの移動方法。バスや電車に乗るのと違ってワクワクすること間違いなしですよ!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。