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コロナ禍のマドリーに行ってきました

カテゴリー:生活・習慣・マナー 投稿日:2021年4月26日



ここバレンシア州は依然コロナ対策の一環で州境を封鎖しています。正当な理由がない場合は出入りはできないのですが、先週訪問先の会社が移動の正当性を書いた"移動証明書"を発行してくれることになったので、半年ぶりに州外に出ることができました。証明書には、行き先はカスティーヤ・ラ・マンチャ州にあるオリーブ農園ながら前後にマドリーで宿泊する旨、もちろん私の名前やID番号、訪問先の会社や発行責任者の情報など事細かに書かれていました。


出発の朝は6時前に家を出ました。夜10時から翌朝6時までは夜間外出禁止令が出ているのでちょっとドキドキでしたが、移動証明書とAVE(スペイン版新幹線)のチケットがあれば問題ありません。途中で警察に会うこともなくローカル電車に乗り、バレンシアのホアキン・ソロージャ駅に到着。改札でのセキュリティーチェックとチケット確認の間に警察官が数人立っており、ここで全員の"移動証明書"とIDカードをじっくりチェックされました。


私の乗った車両には5人しか乗客がおらず、十分なソーシャルディスタンスを保つことができて一安心。マドリー到着後、アトーチャ駅から地下鉄でマドリーの中心地ソル駅へ向かいます。地上に出ると、いつも混みあっているソル広場も人が少なく寂しい雰囲気が漂っていました。


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<ソル広場、市庁舎前は雨のせいか日曜日の昼でも閑散としていました>


バレンシア州では先週まではデリバリーとテイクアウトを除き飲食店の営業は18:00まで(今週から22:00までに)、その前にはイートインが一切禁止の時期が数週間もあり、多くの飲食業の人が窮地に立たされています。他州でも厳しい規制が続く中、マドリーではこれまでも飲食店への規制が緩く、自国で外食を楽しめないフランス人やイギリス人が大勢やってきていることがニュースにもなっていました。同じスペインに住んでいても州境が封鎖されているためマドリーにいる家族に会いに行けない人もいるのに、EUからは観光客が入国できるのは矛盾を感じますよね。


そんなマドリーの金曜日の夕方に、サラマンカ地区の飲食店の多い地域を歩いてビックリ。まるでコロナ禍ではないような、ものすごい人出なのです。どこのテラスも大賑わい。まさに"花金"(死語?)のオーラに包まれていました。こんな人混みを見たのは久しぶりでした。


さらに驚いたことがあります。マドリーの夜間外出禁止令は23:00~翌朝6:00。私の住む町では夜間外出禁止の時間になると、町は静まり返ります。が、マドリーでは23:00になっても飲食店が慌ててお客さんも追い出す様子もありません。私も「少しくらい大丈夫だから」と言われ23:00過ぎにホテルに向かったのですが、町には普通に人が歩いており、飲食店にもまだお客さんの姿が見えました。


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<土曜の夜、23:00を過ぎたグラン・ビア。雨でもこの人出>


マドリーの友人は、「マドリーにとって観光業や飲食業はとても重要なので、それを殺さないこのマドリーの政策を支持している」と誇らしげに言いました。それでも一緒に歩いた中心部ではコロナで閉店に追い込まれた店舗もあり、残念な気持ちに・・・。昨年の春にコロナ禍が始まった頃に地獄を見たマドリーがその後飲食業に厳しい規制を敷かないことが正解なのかそうでないのか、私にはわかりませんが、私の住むバレンシア州との違いに驚いたマドリー滞在でした。


帰りはアトーチャ駅でもバレンシアのホアキン・ソロージャ駅でも移動証明書のチェックはなし。車内の乗車率は4割ほどだったでしょうか。隣には誰も座っていなかったので安心でした。


噂では5月2週め頃に警戒事態宣言が解除されると言われていますが、さあ、どうなることでしょうか。スペインでは医療関係者、高齢者、教職者へのワクチンが進んでいます。人口差はありますが、日本とスペインの1日の新規感染者数は大差がなくなってきました。



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田川 敬子

スペイン・バレンシア特派員の田川 敬子が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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名前:田川 敬子

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。初めてスペインを訪れた時にピピピときて、ここに住むぞ!と決意。6年後の2002年に念願かなってバレンシアの日系企業に就職する。その後地元企業勤務を経て現在は育児を優先しつつ、通訳、翻訳、ガイド、ガイドブック等の仕事をちょこちょこと。バレンシア語が話される郊外の田舎町旧城下町在住。連絡先はコチラです。 DISQUS ID @disqus_Y6CeolLjuu

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