セコ、メロソ、カルドソ。お米料理は3つに分類される

公開日 : 2020年11月30日
最終更新 :

明日から12月。11月に入っても2020年は比較的暖かかったのですが、さすがに寒くなってきました。

バレンシアといえば、パエリア。ここの郷土料理はお米料理です。寒くなってくると食べたくなるのが、アロス・カルドソ。先日、寒いというのにコロナ対策でバルのテラス席で食事をすることがありました。トレンチコートを着たままです。メニューにアロス・カルドソがあったので、迷うことなくそれをオーダーしました。

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ちなみにスペインではお昼のコースで前菜とメインを選ぶ場合、お米料理は前菜になり、そのあとに肉か魚のメインを選びます。でも、たいていのレストランではメインを頼まずに前菜2品でもOKなので、サラダとパエリアのような組み合わせにすることも可能です。

ところで、スペインのお米料理は大きく3つに分類されることをご存知でしたか? 違いはスープ分の量なのです。パエリアはまったくスープ分のないアロス・セコに分類されます。アロス・カルドソは写真のようにたっぷりのスープの中にお米と具が浸っているもの。そして、セコとカルドソの間に位置するのがアロス・メロソで、これはお雑炊やリゾットのようなスープ量になります。寒い季節はメロソもいいですね。

寒い時期にバレンシアにお越しの際は、ぜひアロス・カルドソやアロス・メロソを召し上がってみてくださいね。温まります。

筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

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