田んぼの真ん中でパエリアに舌鼓を打つ
世界中がコロナ禍にあっても自然の営みは変わらず、スペインももうすぐお米の収穫の時期です。先日ふと黄金色の稲穂が一面に広がる様子を見たくなり、田んぼの真ん中にポツンとあるお米料理レストランに行ってきました。
La Matandetaはもともとは養牛農家だったそうですが、家族がそこを改築して1991年にお米料理レストランをオープンしました。パエリアの生まれ故郷はアルブフエラ湖周辺といわれていますが、ここも湖の近くです。Google mapを航空地図で見ていただくと、田んぼの真ん中にあることがよくわかります(地図のURLは下の枠内にあります)。お店に一歩足を踏み入れると、田舎のおばあちゃんの家に来たような、そんな懐かしく温かい雰囲気が漂っています。
〈温かい雰囲気がするエントランス〉
メインにいただいたのは、ここのスペシャリティのパエリア。鶏や鴨、うさぎのお肉にカタツムリ、モロッコインゲンが入っていました。パエリアはしょっぱいことが多いのですが、塩加減は控えめだったので私たち日本人にはうれしい味です。うっかり聞くのを忘れましたが、ガスではなく薪で炊いている風味がしました。
〈年季の入ったパエリア鍋がいい味を出していました〉
夏だからかテラス席のみの営業でしたが、室内だと田んぼは見えないので私は大満足。風にのって"畳屋さん"のにおいがしました。
周辺には、収穫間近の頭を垂れる稲穂が一面に。
■La Matandeta
・住所: CV-401 km4, Alfafar, Valencia
・営業時間: 水~日 10:00~17:00
・定休日: 月・火
・電話: 96-211-2184
・Facebook: https://www.facebook.com/lamatandeta
レストランへはバレンシア市中心部から車でたったの15分。田んぼを見ながらパエリアを食べるのは、バレンシアらしくオツだと思いませんか?
筆者
スペイン特派員
田川 敬子
東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。
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