火祭りの延期開催日程、早くも決定!!

公開日 : 2020年03月13日
最終更新 :

新型コロナウイルスの影響で、一昨日延期が発表された火祭りですが、翌日には早速開催日程が決定しました。

ちょうど4ヵ月遅らせ、2020年7月15日~19日になります。

火祭りはバレンシア市内だけでなく、郊外の町や村でも開催するところがあります。一部からは反対意見が出ていますが、全員が納得する日程というのは難しいのでしょうね。

バレンシアの町では、すでにファジャ(最終日に燃やすオブジェ)の設置を始めているところもありました。これを解体、輸送し、4ヵ月間保管後再設置となると、費用などまたあらたな問題が生じます。通常火祭りアーティストたちは、その時期にはもう翌年のファジャの制作にあたっているのです。しかし、中止になり1年の苦労が泡になるよりは、延期での方がまだましなのでしょう。また、延期という措置ではありますが、700万ユーロの経済損失になるとのニュース記事を目にしました。火祭りがバレンシアっ子の精神的に大きな存在であるとともに、バレンシアの経済にとっても大きな存在であることがわかります。

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なお、市役所広場に設置中だったファジャは、今月3月19日までに事前予告なしに燃やされるそうです。製作費20万5000ユーロ(日本円だと2500万円くらい?)高さ20mになる予定だったこのファジャは、瞑想している女性像がメインでした。延期が発表された翌日に、女性の顔にマスクがかけられたことが話題になっていました。

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暑い夏に開催される火祭りはこれが最初で最後でしょう。機会があれば、ぜひともバレンシアで夏の火祭りをお楽しみくださいね。

筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

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