スペインでもっとも古いチョコレートブランド"アマトリェール"をお土産にいかが?

公開日 : 2019年02月08日
最終更新 :

当サイト内ニュース&レポートの『スペイン在住者の定番! リーズナブルでスペインらしいお土産5選』でもご紹介した"アマトリェール(Amatller)"のチョコレートは、私のオススメのスペイン土産です。

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18世紀末創業のバルセロナのチョコレートメーカーで、数十年前に他企業に買収されたものの、スペインでもっとも古いチョコレートブランドとしてその名を残しています。事業を拡大し財をなしチョコレート王とよばれた3代めアントニ・アマトリェール(1851-1910)は、ガウディ作のバトリョ邸すぐ隣の建物をモデルニズム建築家ジュゼップ・プッチ・イ・カダファルクに改築させ、そこで暮らしていました。

現在この建物の地上階奥はfaboritというカフェになっているのですが、その一角にアマトリェールのチョコレート専門ショップがあります。レトロ感のあるパッケージがステキなチョコレートが所狭しといろいろ並んでいます。個包装のチョコもあるので、ばらまき用のお土産にはもってこいです。カフェではアマトリェールのホットチョコレートが飲めるので、ぜひお試しくださいね。とてもおいしかったです。

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Chocolates Amatller

住所:Passeig de Gràcia 41, Barcelona

アールヌーボーのイラストを見て気付く方もいらっしゃると思いますが、芸術を愛した3代めアントニ・アマトリェールはパトロンとしてアルフォンス・ミュシャをサポートしていました。それでミュシャがパッケージやポスターの絵を描いたというわけ。なんだかスケールが大きいですね。

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ちなみにアマトリェール邸は2015年から公開されています。家具やコレクションなどが残っており、アントニ・アマトリェールと娘テレサのブルジョアな暮らしの様子を垣間見ることができます。ここの見学もおすすめですよ。私は見学後にカフェでホットチョコレートを頂きました。

日本では"アマリエ"という名前で販売されています。まだバレンタインのチョコレートを買っていないとお探しの方、いかがでしょうか?

今回の写真は、アマトリェールを製造販売するChocolates Simón Coll社が提供してくれました。Gracias, Marta!!

筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

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