1日5食のスペイン人が朝食の次に食べるのは!?

公開日 : 2019年02月28日
最終更新 :

スペイン人は1日5食と言われることを聞いたことありませんか? まずは起きて仕事や学校に行く前に食べる朝食。これはきわめてシンプルです。トーストや甘いパン、ビスケットと飲み物(コーヒーやオレンジジュース)やシリアルだけ。スペインの昼食は早くても13時、平均すると14時が一般的なので、そんなライトな朝食ではお腹が持ちません。そこで、10時半前後にアルムエルソなどと呼ばれる軽食を食べる習慣があります。それから昼食。1日の中でもっともボリュームがあるのが昼食で、今でも長い昼休みを設ける学校や職場があり、食事のためにいったん帰宅する人もいます。夕方にはメリエンダとよばれるおやつがあり、甘いもの+お茶やビール+タパスをもぐもぐ。5回めの食事が夕食で、21時スタート。これが1日5食の内訳です。

バレンシアでは、2回めの食事"アルムエルソ"をしっかり食べます。バルではこの時間帯にアルムエルソセットを用意する店が多く、ボカディージョ(スペイン版バゲットサンド)で、それにピーナッツやオリーブの実といったおつまみ、飲み物、〆のコーヒーが基本。日本ではこれでしっかり1食分になるボリュームです。

先日スペイン人の友人が、中心部にあるアルムエルソの人気店Puerta del Marに連れて行ってくれました。カウンターには腸詰類や各種卵とじなどなどいろいろな具材が出ており、好きなものをボカディージョに挟んでもらいます。入店したのが12時頃だったのですが、すぐ下の写真を撮らせてもらったときに「朝9時頃に来たらカウンターいっぱいにもっといろんなものが出ているのよ」と言われました。機会があったら、早い時間に行ってみたいと思います。

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<アルムエソ時間の終わりに行ったので残り物ばかり。でもこれはほんの一部です>

友人が頼んだのはサーモンの卵とじ、私はカリフラワーとベーコンのソテーに目玉焼き。ハーフサイズのボカディージョセットが4.80ユーロ、フルサイズだと5.80ユーロです。ちなみにこれでハーフサイズ。お腹いっぱいになります。

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<私はコーヒーを食後に頼んだのでここにはまだありません>

Puerta del Mar(プエルタ・デル・マール)

住所: Calle Transitos 4, Valencia

営業時間: 8:30~16:00、20:00~24:00

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皆さんもバレンシアにお越しの際は、バレンシアっ子のようにボカディージョのアルムエルソをお試しくださいね。たいてい12時くらいまでは食べられます(^_-)-☆

筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

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