【バルセロナ】総領事館からテロ等に関する注意喚起

公開日 : 2018年12月14日
最終更新 :

もうすぐ冬休みでスペイン旅行を考えている方もおいでかと思いますが、ちょっと嫌なお知らせです。

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<昨年の8月にテロがあったランブラス通り>

在バルセロナ日本国総領事館から、注意喚起のお知らせがありました。私はまだ目にしていないのですが、イスラム過激派のISがSNS上でバルセロナのテロ攻撃をほのめかす動画が拡散されているそうです。観光名所やイベント会場がテロの標的になる可能性があるので、最新の治安情報を確認して安全確保に努めてくださいとのことです。

安全対策がいくつか挙げてありましたので、ここに貼り付けます。

◆被害の予防策◆

○外務省が発出する海外安全情報、領事メール及び現地報道等により、最新の治安情報等を入手する。

○以下の場所はテロの標的となりやすいので、できるだけ滞在時間を短くする。

・観光施設、公共交通機関、宿泊施設、レストラン、リゾート施設、繁華街、イベント会場、複合商業施設、野外マーケット、市場、大学等、宗教施設、政府・軍・警察関係施設、欧米関連施設等

○常に周囲の状況に注意を払う。

○不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れるなど、必要な安全確保に努める。

○現地当局の指示があればそれに従う。

○不測の事態に備え、訪問先の出入口や非常口、避難経路、隠れられる場所等についてあらかじめ確認する。

◆事件形態別の注意事項◆

【車両突入の場合】

○ガードレールや街灯などの遮へい物がない歩道では、できるだけ道路側ではなく建物側を歩く。

【コンサート会場、スポーツの競技場等の閉鎖空間】

○会場には早めに入り、終了後はある程度時間を置いてから退出するなど、人混みを避けるように努める。

○パニック状態となった群衆の中では負傷するおそれが高まるので、冷静さを保つ。

【爆弾,銃撃等に遭遇した場合】

○その場に伏せる。あるいは頑丈なものの陰に隠れる。

○周囲を確認し、可能であれば銃撃音等から遠ざかり、速やかに低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。出入口に殺到して将棋倒しなどの二次被害に遭わないようにする。

まさか自分がそんな目には遭うまいと思ってはいても、100%ないとはいえない世の中です。この領事館からのお知らせを心の片隅に置いてご旅行くださいね。

実は私が住む町も、何年か前にISの動画で名指しで"覚えていろよ"的なことを言われたのですが、今のところ何事もなく平和が続いています。今回のことも取り越し苦労に終わることを願います。

筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

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