国際フィデワ(麺パエリア)コンクールの1位と2位は誰!?
お米の代わりに短いパスタを使い、パエリア鍋でつくるフィデワはカタルーニャからバレンシアにかけての海岸地方の郷土料理です。日本ではパスタパエリア、麺パエリアなどと呼ばれることもあるようですね。私のような素人目から見ると、カタルーニャのフィデワは麺が細く、バレンシアでは麺がやや太かったり小さなマカロニ状のものを使うことが違いでしょうか。
バレンシアでは南部海沿いにあるリゾート地ガンディアの町がフィデワで有名で、毎年国際コンクールが開催されています。近年では日本からのエントリーも。わが家のお気に入りのフィデワもガンディアにある、過去のコンクール優勝店です。
さる6月5日、第44回にあたる今年度のコンクールFIDEUÀ DE GANDIAが開催されました。
結果は、1位がバレンシア郊外のラルクディアという小さな町にあるMiguel y Juaniのパコ・ロドリゲスシェフ!! 実は以前このブログでパコを紹介したことがあります。
そう、過去にパエリアコンクールやプチェロコンクールでも優勝しているんです。確かほかにも優勝したコンクールがあったはず。田舎町の気取らないレストランのシェフながら、かなりの実力派ですね。そういえば、日本でプロデュースしているお米料理レストランの3号店が関西にできると聞きました。たまに日本に行くこともあるので、忙しい傍ら日本語もコツコツと勉強していると言っていました。これからの活躍も楽しみです。
<ガンディアの港沿いの会場でフィデワを作り始めたパコ(右)>
そして2位に輝いたのは東京から初出場のびいどろ!! 同時に開催されたオレンジを使ったデザートコンクールでは見事1位に選ばれたそうです。銀座のびいどろと言えば、スペイン料理の老舗。確か、私がはじめてスペイン料理を食べたのがここでした。あれはもう20数年前・・・。コンクール結果に懐かしい名前を見つけて嬉しくなりました。以前日本で開かれたパエリアコンクールで優勝していたので、フィデワもパエリアも、そしてデザートもさぞおいしいことでしょうね。
両店ともおめでとうございます!!
なお今回のフィデワコンクールの写真は、友人でComer en Valenciaを運営するグルメライターのアントニオが提供してくれました。Muchas gracias!! コンクールの写真はほかにもたくさんFacebookにアップされています(^_-)-☆
筆者
スペイン特派員
田川 敬子
東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。
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