オーバーツーリズムの問題を抱えていたハルシュタットはどうなってる?

公開日 : 2020年06月27日
最終更新 :
筆者 : Obi

Servus! 5月中旬よりロックダウンもほぼ解除され、観光業も徐々に再開しているオーストリア。

今月からは周辺国との国境も開き多くの観光客が来ています。そんな6月の国境が完全に開く数日前、日本への帰国を断念したものの有休中だった筆者はあることを思いつきました。

ハルシュタットへ行くなら今では......!?

多くの観光客が訪れるため年中騒音などに住民が悩まされ、同じ観光客でも不便に感じるほどと聞いていたのでこれまでなかなか行く気になれなかったハルシュタット。ロックダウンで町はかなり静かになったとニュースも見ました......。

多分今を逃したら混むだの何だの理由をつけて行かないままだろう......!

というわけで行ってきました。チロルから車で3、4時間。

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チロルからはザルツブルクへ入る前にいったんドイツへ入国するのですが、このときドイツは国境が開いておらず国境で検問があるだろうと思っていたもののまさかのスルー(笑)(※国境は開いていなくてもドイツへ滞在しなければ国を跨いでの移動は可能でした)

これはオーストリアからドイツへ入る際に行われていたオーストリアによる検問。

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ドイツより先に国境を開いたオーストリアの方が全車チェックをしていて厳しかったです。

そしてそのあとは何事もなく無事にハルシュタットへ到着。空いているだろうと思いきや恐らく筆者を同じことを思った人が多かったのでしょう。

めちゃくちゃ人が多かった。

後に少し話したレストランの従業員曰く「オーストリア中の人間がハルシュタットに集まったのかと思うほどだった」だそう......。

広場の様子。

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このときはオーストリアはマスクの義務は公共交通機関内、ホテルの利用時で、レストランやカフェは従業員は着用、町なかでは人が集まるところは着用を推奨といった感じだったので当然のごとく外でマスクを着けていた人はほぼなし。慣れないのはわかるけどこれだけ被害が出ているにもかかわらず何でここまでマスクを拒否するのか......。

気が緩みきった光景にちょっとイライラしつつもハルシュタットといえばこの景色という場所へ到着。

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最 高。

これは人も来るよ......。

コロナで世界中大混乱、落ち着いてきたオーストリアもまだ油断できない状況というのを忘れてしまいそうです。

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そういえば外食も数ヵ月ぶりでした。

ホテルのスタッフさんがおすすめしてくれた夜のハルシュタット。

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最 高 (2回目)。

この時間帯となると飲食店もほぼ閉まっているので日中より人混みを気にせず余裕を持って町を歩くことができました。

海外からの観光客が訪れていたときはどこまで混雑していたのかわかりませんが、ほぼオーストリア人とはいえロックダウン解除後のハルシュタットはかなりの混み具合でした。今は国境も開いてこれからバカンスシーズンも始まるのでさらに人が集まるでしょう。

来月からはマスクの義務もさらに緩和されるなど完全とはいえないまでもコロナ以前の日常にどんどん戻っていくオーストリアですが、また振り出しに戻ることなく再び日本からも自由に行き来できる日が来て欲しいものです。

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