これでもっとスマートに!オーストリアでのチップの払い方

公開日 : 2016年04月26日
最終更新 :
筆者 : Obi

ゼアブス!旅行に来たらその国の食べ物をレストランやカフェで楽しみたいですよね。しかし日本と違ってオーストリアにはチップの文化があります。普段チップを払うことに慣れていない日本人にとってはこのやり取りで戸惑う方も多いと思います。筆者も慣れないうちは会計の後に「この金額ってチップ込みじゃないんだけど」と言われたり、おつりを全額受け取ったらあからさまに嫌な顔を浮かべる店員などもいて気まずい思いをした事もしばしば...。

そこで今回はオーストリアでの食事の際のチップの払い方についてご紹介します。

まず、こちらのカフェやレストランでの支払いですが大抵が後払いとなっています。一部のカフェやパン屋さん、ファストフード、屋台などでの先払いの際には特に払う必要はありません。時々おつりが10,20セントなどわずかな額の時はチップとしてそのまま受け取らない人もいるもののそこは気にしなくて大丈夫。

問題は会計をテーブルで済ませる場合。お会計はテーブルに注文をとりにきた店員さんに支払います。別の店員さんに頼んでも「あの人に言って!」と言われることも。食べた皿を下げてすぐに会計に来てくれる人もいればそのままなかなか来ない人もいて忘れられたのかと心配になると思いますが、そこは気長に待ちましょう。

時間の関係上早く済ませたい場合は「Zahlen bitte(ツァーレン ビッテ)」もしくは「die Rechnung bitte(ディ レヒヌング ビッテ)」(どちらも会計お願いしますの意味)と一言声をかけて下さい。会計を済ませても混雑していなかったり、予約席で次に来る客がいない限りはすぐに店を出る必要もないので、お皿を下げに来たついでに声をかけるとソワソワ会計を待たずにゆっくり過ごせます。

そしてここからチップを払う時。ここでは2つの渡し方をご紹介します。

例えば下の写真のレシート。カプチーノ1杯とケーキで会計が6.50ユーロとなっています。

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これに50セントのチップを含めて7ユーロぴったりで払うとします。何も言わずに7ユーロ払うと店員さんは普通にお釣りを渡してくる(中にはその気がなくても受け取ってお釣りを渡さないまま行ってしまったりチップの事を言ってくる人もいますが)ので、チップの意志がある時は「stimmt so(シュティムト ソー」とお金を渡して言います。これで「(この金額で)合ってます(お釣りはいりません)」という意味になります。

次に"stimmt so"の代わりでも使えて、特にチップ込みでちょうどの細かいお金が無く会計と払う金額の差が大きい、でもそのうちのいくらかはあげたい...そんな時使う渡し方。

先の写真の会計より大きな金額を例として挙げてみます。レストランで食事をして会計が13.50ユーロ。財布には20ユーロしかない!でもチップ込みで15ユーロ払いたい。そういう時は20ユーロを渡して「15ユーロ(ドイツ語ではフンフツェーン オイロ」と一言言うだけ。店員さんはチップ込みの支払いだと分かり5ユーロをお釣りとしてくれます。

(※チップはキリのいい金額で渡してくださいね!)

ドイツ語の数字の読み方は大きくなればなるほど複雑になるので、会計の際はレシートでしっかり確認し、ドイツ語、または英語で口頭のみで言われた時は金額を書いてもらってもいいと思います。

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スイーツ大国オーストリアには美味しいスイーツやコーヒーが楽しめるお店がたくさん。食事やお茶の時間を堪能したら支払いもスマートに済ませたいですよね。これからオーストリアへ来られる方の参考になれば幸いです。

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