酒や牛が命取りに...本人はたまったものじゃない！？お墓のミュージアム
ゼアブス！今回は観光客や地元の人達に密かに人気のチロルのクラムザッハという村にあるお墓のミュージアム（Museumsfriedhof Tirol)についてご紹介します。クラムザッハはラッテンベルクの隣にある小さい村です。
ミュージアム入り口。
1965年のミュージアム設立以来収集されてきた墓標はどれも年季が入ったものばかり。（※ここは古いお墓を収集したミュージアムなので墓地ではなく、お墓の下には遺体はありません）
こうした今では見ることもない美しいデザインのお墓もですが、来る人の注目を浴びているのはお墓に書かれた死因！お墓を建てられた本人からしたら黙ってて欲しいと願っているのでは...と思うような事が書かれています。
不謹慎...と分かっていながらも見る人の笑いを誘っていたお墓がこちら。
牛に突かれたり...
はしごから...
うっかり屋根から...
シラフで下山していれば防げていたかもしれない...
こちらも泥酔していたようですが手すりさえ頑丈であれば...と思わずにはいられません...
現代でもお酒絡みの事故はありますが当時も泥酔していたがゆえの悲惨な事故は多発していたようです。
そしてヨアンナという方に建てられたこのお墓、「ヨアンナはここでは静かだ。彼女は生涯にわたって喋りまくっていた」と鳥の絵が下に描かれているあたり生前はとてもおしゃべりな方だったのが分かります・笑
いかがでしたでしょうか。こちらで紹介した他にも自家製ビールを飲んで亡くなった方や、自分で切り倒した木に当たって亡くなった人など現代でも起こりそうな事やありえないと思う出来事が亡くなった原因として書かれているお墓がたくさん並んでいます。
自分の死因がこうして後々まで晒されて、時にはうっかり者として笑われることは幸なのか不幸なのか...それは今も違う土地のどこかで眠っている本人にしか分かりませんが、自分がこの世に存在していた事をここを訪れた多くの人達が知ってくれるという意味では幸せかもしれません。
インスブルックからは少し距離がありますが、気になる方は是非訪れて見てくださいね！クラムザッハの隣のラッテンベルクもとても美しい町なのでそちらもお勧めです！
◆アクセス◆
Museumsfriedhof Tirolのサイトはこちらから。
住所：Hagau 80 , 6233 Kramsach
電話：+43 5337 62447
メール：office@museumsfriedhof.info
営業時間：夏...月～日 9:00～18:00 / 冬...月～日 9:00～17:00
入場料：無料
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