ハプスブルク家の繁栄を支えたチロルのシュヴァーツ
ゼアブス!今回はハル・イン・チロルと同様に小さいながらもかつては栄えた町で今でも中世の町並みを残すシュヴァーツ(Schwaz)についてご紹介します。
シュヴァーツはかつて銀の発掘によって大変栄えた町で、当時はウィーンに次ぐ大都市でもありおよそ20,000人の人が住んでいました。(現在はその半分だそうです)シュヴァーツ銀山は最も大きな銀山でありこれらの銀はハプスブルク家の財源ともなっていました。
その繁栄も鉱業の縮小とナポレオンによる都市破壊で衰退。この2つの影響は大きく、19世紀に都市を再建してからも再び昔のように栄えることはなく今ではチロルの小さな田舎町。しかし、発展しなかったからこそ旧市街は昔の雰囲気を未だに色濃く残しています。1899年には皇帝フランツ・ヨーゼフ一世により"町"へと昇格しました。
シュヴァーツはインスブルックからは電車で約30分。イェンバッハ(Jenbach)かクーフシュタイン(Kufstein)行きの電車に乗ります。(片道6.30ユーロ)
シュヴァーツ駅。
旧市街までは徒歩でおよそ15分ほど。駅を出て正面の通りを歩いていくとイン川と旧市街にある教会が見えてきます。
旧市街の入り口。
ここの通りを左側に曲がると教会に突き当たります。
Pfarrkirche。
1460年に建てられたこの教会は1502年に更に拡大され、チロルで最大の教会となりました。
教会とは反対側の通りにもたくさんのお店が並んでいます。
旧市街はあっという間に見て回れるほど小さく、人もインスブルックほど多くはありませんが、そんな静かな町だからこそ過去の栄華を辿り味わうには良い場所だと思います。
シュヴァーツにもチロルを訪れる機会がありましたら是非寄ってみてくださいね!
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。