フィンランドの新型コロナウイルス状況と「がんばれケーキ」キャンペーン

公開日 : 2020年04月05日
最終更新 :
筆者 : 林 恵美

ご無沙汰しております。

ようやく、フィンランドでも春らしい日差しの週末ですが、いつもはブランチなどでにぎわっているはずの川沿いのカフェやレストランは、テイクアウトのみの営業と、外出自粛のため、人がいません。

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テイクアウトだけでは人件費が払えないのか、「当面はお休みにさせていただきます」というお店がほとんど。哀しくなってしまいます。

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フィンランドでは今、緊急事態宣言が出ています。外出禁止にはなっていませんが、人数の多い集会・イベントの禁止、レストランなどのテイクアウトのみ営業、外出自粛、首都圏の閉鎖などの規制の効果が表れているのか、入院者数・集中治療必要患者数の増加は今のところは想定より遅く、なんとか持ちこたえている感じです。

フィンランド人の生真面目な国民性も出ているのでしょうか。

「経済よりも今は人命が第一。この危機をのりきることができれば、健康な国民は経済をたてなおすことができる」とは緊急事態宣言が出る前のニーニスト大統領の発言です。企業を援助する経済的な政策も次々と出されています。

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お気に入りのカフェはどうしているかな、と検索してみると、「Tsemppikakku」(がんばれケーキ)というキャンペーンを行っていました。ネットショップで1台€30のケーキを購入し、お医者さんや看護婦さんなど、医療前線でがんばっておられる方々にありがとうの気持ちと応援を送ろう、という主旨。うれしくなって、即買いしました。

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(Cafe Qwensel 画像使用許諾)

やはり、Social Distancing (社会的な距離)と手洗い・消毒などの衛生が効果をあげているようなので、皆さまも外出を自粛して、健康にお過ごしください。

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