ヘルシンキの建築ツアーに参加しました

公開日 : 2015年10月19日
最終更新 :
筆者 : 林 恵美

ヘルシンキには有名なアールトが手がけた建物をはじめ、岩盤に作られたテンッペリ・アウキオ教会などの、建築好きの方には興味のある建物がたくさん。これらの建築を、専門の建築家のガイドで日本語でめぐるツアーを専門にするArchToursのミニツアーに参加させていただく機会がありました。

ミニツアーで訪れたのはFranzéniaという保育園。建築家 Väinö Vähäkallio (ヴァイノ ヴァハカッリオ)設計、1930年建築の古い建物をリフォームした保育園で、直接設計に関わった建築家の方がガイドをしてくださいました。

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外見からは本当に保育園?という立派な建物。建物はヘルシンキ大学の所有ですが、学部の移動で何年か使用されておらず、ヘルシンキ市との協力によって、需要の多い保育園にリフォームしようというプロジェクトが立ち上げられ、市、建築家、ユーザーとしての保育関係者の協力で計画が進められたそうです。

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中は建築時のカラースキームを残しながらも、メインの入り口から入ったホールは給食など用のオープンな多目的ホールになっていました。

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階段が多いのが、小さい子供にはすこしたいへんかな、と思いましたが、小グループ用に分けられた部屋は、この部屋は何組、あの部屋は何組、と決まっているわけではなく、1日の活動やスケジュールに合わせてローテーションで使用されていて、とても現代的な方針の保育園でした。クッションの部屋では絵本の読みきかせ、自由な遊びなど、小グループごとにいろいろな活動中でした。

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広い窓からは外の緑が見え、町のまんなかとは思えません。

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保育関係者が設計に関わっただけあって、外遊び用のカバーオールやくつなとを置いたり、乾かしたりスペースが広く取られていたり、屋根つきのベビーカー置き場があったり。

建築だけでなく、都市計画などの視察などもアレンジすることも可能だそうです。

アークツアーズ ジャパン

住所: Kustaankatu 3

電話(日本語): +358 44 946 6388

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