No.610ダンケルクのカーニバル、今年はオンライン開催!
フランス北部の港町ダンケルクとその周辺は、17世紀から続くカーニヴァルの伝統で知られる地域でもあります。
ダンケルクの海辺©KanmuriYuki
カーニヴァルというのは、復活祭前の40日間(日曜を入れると46日間)にあたる四旬節に先立つ期間に行われるお祭りで、たいてい仮装行列がメインです。(詳しくはこちらの記事No94もどうぞ。)
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今年2021年の復活祭は4月4日。そこから逆算して46日前の2月17日(水)が、今年の「灰の水曜日」。四旬節の始まりです。つまり、その前日16日(火)がマルディ・グラ(脂っこい火曜日)と呼ばれるカーニヴァル最終日。カーニヴァル期間中の週末と並んで盛り上がる日でもあります。
ダンケルクとその周辺では、マルディグラに先立つ数週間前から、派手な色彩に身を包み、手作り帽子やカツラ、またフェイスペイントを施し、杖の先に括りつけた傘を高く掲げる人々が通りにあふれ、ブラスバンドの演奏に合わせて歌い踊ります。ダンケルクの市庁舎から投げられる「ニシン」をキャッチするという伝統も伝わっています。
身動きできないほどの人混みとなる祭りなので、今年2021年は、とても開催を望めませんが、Carna'valeurs の尽力でその一部をオンライン開催することが決まりました。
開催日は明日2月14日の日曜日!
ライブページへのリンク「Carna'Valeurs2021」は、こちらのページから。
また、France3 のサイト、あるいはFacebookページからも視聴が可能です。
予定のプログラムはだいたい下の通り。
12:15:カーニヴァル料理、郷土料理の紹介
12:40:M2Bによるコンサート
13:25:恒例!カモメの鳴き声コンクール
14:05:Alain Alaïeとles Bass Résileによるコンサート
14:40:Les Proutによるコンサート
15:40:ダンケルクの太鼓同盟や、金管楽器の演奏
上の時間はフランス時間です。日本とは現在8時間の時差があるので、開始時刻であるフランスの12:15は、日本の20:15にあたります。どうぞお間違えなく!
こんな機会でもなければ、間近に見る機会もないであろうフランス地方の人間臭くも温かいお祭り。興味がある方はぜひ覗いてみてください。
(冠ゆき)
参考記事:France3
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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